福井太智が所属するアロウカは現地時間21日、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)第15節でCDサンタ・クララとのアウェイゲームに臨み、0-0で引き分けた。この一戦に駆け付けた“たった1人”のアロウカのサポーターが、現地で話題となっているようだ。ポルトガルメディア『ojogo』が報じている。
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“たった1人”のサポーター
福井が87分から出場したアロウカは、今季4勝目を懸けて臨んだものの、最後までゴールを奪えなかった。
試合後、選手とスタッフがアウェイスタンドへ足を運ぶと、そこにはたった1人のサポーターの姿があった。選手とスタッフは順に歩み寄り、それぞれが直接、日頃の声援への感謝を伝えた。
同メディアは、この光景を「間違いなく、今節を象徴するワンシーンのひとつだ」と伝えている。
さらに、ポルトガルのプロサッカーリーグ機構である『Liga Portugal』も公式Xで、「サッカーが、単なる1試合以上の意味を持つことを象徴する光景だった」と綴った。
なお、アロウカからサンタ・クララの本拠地があるアゾレス諸島サン・ミゲル島までは、移動全体で片道約6〜8時間を要する模様。
遠く離れた地で、クラブを想う気持ちは確かに選手たちへ届いていたようだ。
