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FC町田ゼルビア、黒田剛監督が選手とコーチに対する不適切発言…Jリーグが指揮官とクラブに「けん責処分」

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FC町田ゼルビア黒田剛監督【写真:Getty Images】



 Jリーグは23日、選手とコーチに対する不適切発言があったとして、FC町田ゼルビアと同クラブの黒田剛監督に「けん責処分」を科したと発表した。
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FC町田ゼルビアと黒田剛監督への処分が決定

  Jリーグによれば、黒田監督は、2023年頃からFC町田ゼルビアに所属する選手らの前で、自らの意向に沿わない選手がいれば、造反者といった表現を用いて排除する意図を持った発言や、練習中に選手およびチームスタッフの前で特定のコーチに対して大声で怒鳴る行為、懇親会の場でのスタッフに対する暴言等の不適切な発言があったという。

 また、Jリーグは調査内容について「黒田監督の本件違反行為に暴力等有形力の行使は含まれておらず、規律違反としての悪質性の程度が極めて高いものとはいえない」としつつも、 「黒田監督は、本件違反行為の存在を基本的に認めておらず、真摯に反省しているとは言難い状況にあった上、本件違反行為を含む調査対象となった言動に関し、多くのチーム関係者に真実を語ることを躊躇させるような発言を行った」と記し、責任を指摘した。


 クラブ側の責任ついては、次のように記した。

「本件クラブは、本件違反行為を含む調査対象となった黒田監督の言動に関し、弁護士で構 成される特別調査委員会により調査を行った。

 しかしながら、同委員会による当初の関係者のヒアリングに本件クラブの顧問弁護士を同席させ、黒田監督とヒアリング対象となる チーム関係者が通報内容に関してやり取りすること等を規制しなかったことにより、本件クラブが黒田監督を守ろうとしているとの印象を関係者が持つに至っている。

 これらは調査対応の不備と言わざるを得ず、チーム関係者の多くに率直な供述を躊躇させる結果とな り、真相解明に支障をきたした」

「メールによる相談窓口を設置していたが、相談に係る事実の確認は本件ク ラブの経営陣が行うこととされており、本件クラブの経営陣が関与する事象について相談 できる相談体制を構築していなかった」

 これらの調査内容を踏まえ、Jリーグは処分を決定。「けん責処分」に加えて、町田に対しては再発防止のため「必要な措置の実施を依頼」とした。

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【了】

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