
MLS 最新市場価値ランキング【写真:Getty Images】
近年、欧州で活躍していたスーパースターが、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)の舞台に身を移し、盛り上がりを見せている。その中には、若手からベテラン選手、レジェンドと呼ばれる選手も存在する。そこで今回は、MLSで活躍する一流選手たちの市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は23日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[4/5ページ]
——————————
2位:ソン・フンミン(韓国代表)

ロサンゼルスFCのソン・フンミン【写真:Getty Images】
生年月日:1992年7月8日(33歳)
所属クラブ:ロサンゼルスFC
2025年リーグ戦成績:10試合9得点3アシスト
市場価値:1700万ユーロ(約29億円)
2位にランクインしたのは、韓国代表の絶対的エースのソン・フンミンだ。
今夏、イングランドの名門であるトッテナム・ホットスパーからロサンゼルスFCへ電撃移籍。MLS(メジャー・リーグ・サッカー)史上最高の2650万ドル(約40億円)という多額の移籍金と報じられ、リーグ全体に大きな衝撃を与えた。
世界最高峰のリーグで、長年結果を残してきたアタッカーは、加入後初のリーグ戦でアシストを記録。その後もコンスタントに数字を残し続け、リーグ戦10試合で9得点3アシストをマークしている。
また、9月に行われたリーグ戦第20節レアル・ソルトレイク戦では、ハットトリックを達成するなど、さすがの仕事ぶりを発揮した。
短期間でチームの中心選手になり、FWデニス・ブアンガとの強力な攻撃コンビは、MLS屈指の破壊力を誇った。
そんな韓国人アタッカーの市場価値は、推定1700万ユーロ(約29億円)とされている。
自己最高額の推定9000万ユーロ(約153億円)の約5分の1まで落ちてしまったが、今年33歳であることを考えれば、何も不思議なことではない。
むしろ、1992年生まれの中で3番目と高い金額をキープしている。
また、リーグ全体では2番目に高い金額であり、チームトップの市場価値となっている。
加えて、韓国人選手の中でもDFキム・ミンジェ、MFイ・ガンインに次いで3番目といまだ同国内では圧倒的な存在である。
来年6月に控えるFIFAワールドカップ(W杯)でも韓国の主将として、ゴールや攻撃での違いを求められるはず。
MLSは、プレミアリーグに比べ、強度などは低いものの、ソン自体のクオリティは決して下がっていない。
4年に一度の大舞台で、韓国を上の舞台へ導くことができれば、自ずと同選手の評価も上がるだろう。
大幅な金額増加は期待できないが、この年齢から上昇するだけでも“さすが”の一言に尽きる。