2025年度 第104回全国高校サッカー選手権大会が現在行われている。今大会にも未来のスター候補が多く出場しているが、その中でも注目すべきは誰なのか。今回は、現在欧州クラブのコンサルタントとして活動するほか、セレッソ大阪の国際スカウトも務めているイタリア人のフランチェスコ・ヴィッラ氏に、とくに見ておくべき高校サッカーの逸材を厳選してもらった。(文:フランチェスコ・ヴィッラ、翻訳:佐藤徳和)[1/5ページ]
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MF:古川蒼真(ふるかわ・そうま)
生年月日:2008年6月8日
在籍高校名:流通経済大柏(千葉)
身体的に恵まれた体格を持つセントラルMF。市立船橋高校との一戦では、ダイヤモンド型の4-4-2システムにおいて右インサイドハーフとして起用されていた。
攻守両面をバランスよくこなすことのできる万能型MFで、守備時には、継続的にプレッシャーをかけつつ広い範囲をカバーするなど、守備の仕事に対して積極的な姿勢を見せる。
攻撃時には、シンプルなつなぎのパスと試合のリズムの効果的なマネジメントを通して、ビルドアップに積極的に関与し、秩序と冷静さを際立てている。
ショートパス、ロングフィードにも良い技術を備え、プレービジョンにも優れる。また、スペースをうまく見つけて賢く動き回ることができるだけのダイナミズムも兼備。
試合中には、遠距離から正確なシュートを決め、得点も挙げており、シュート時の体の使い方にも優れた調整力を見せる。
空中戦でも強さを発揮。着実な成長とより高い継続性を身につけていけば、競争の激しい環境の中で自身の存在感をさらに確立していくことができるだろう。
今後の成長を注意深く追うに値する選手である。

