2025年度 第104回全国高校サッカー選手権大会が現在行われている。今大会にも未来のスター候補が多く出場しているが、その中でも注目すべきは誰なのか。今回は、現在欧州クラブのコンサルタントとして活動するほか、セレッソ大阪の国際スカウトも務めているイタリア人のフランチェスコ・ヴィッラ氏に、とくに見ておくべき高校サッカーの逸材を厳選してもらった。(文:フランチェスコ・ヴィッラ、翻訳:佐藤徳和)[3/5ページ]
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GK:松田駿(まつだ・しゅん)
生年月日:2007年5月22日
在籍高校名:青森山田(青森)
優れた体格を持つGK。横浜FCユースと1-1で引き分けた一戦(高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 EAST第13節)において、相手チームの幾度にもわたる攻撃を食い止め、決定的な役割を果たした。
がっしりとしつつも、バランスの取れた体格を備えており、ゴールマウスにおいて安定感を発揮する。
試合中は常に集中し、とりわけ低いボールに対して、効果的な対応を披露。ペナルティエリア内の難しい局面でも勇気あるプレーを見せていた。
激しいリズムで進行した試合のなかでも、集中力を途切れさせることなく維持し続けた点は、非常に重要な要素である。
性格面でも、強い個性と勝負へのこだわりが見て取れた。松田は自分自身に対してもチームメイトに対しても厳しく、強い意志を感じさせる存在であり、守備のリーダー、そしてキャプテンとしての役割をしっかりと体現している。
後方からの配球においては、ロングキックの精度も高く、チームに息をつかせ、攻撃陣に向けて非常に良質なパスを供給して、展開をひっくり返すのに有用である。
フィジカルの強さ、集中力、そして闘争心を兼ね備えたGK。ただし、まだ発展途上であり、とりわけGKという特にデリケートなポジションでは、自身のポテンシャルを十分に発揮するために時間と継続性を要する。
日々の取り組みと経験を積むことで、GKに求められる堅実さにきっと到達できるだろう。

