2025年度 第104回全国高校サッカー選手権大会が現在行われている。今大会にも未来のスター候補が多く出場しているが、その中でも注目すべきは誰なのか。今回は、現在欧州クラブのコンサルタントとして活動するほか、セレッソ大阪の国際スカウトも務めているイタリア人のフランチェスコ・ヴィッラ氏に、とくに見ておくべき高校サッカーの逸材を厳選してもらった。(文:フランチェスコ・ヴィッラ、翻訳:佐藤徳和)[5/5ページ]
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DF:西山朝陽(にしやま・あさひ)
生年月日:2007年6月14日
在籍高校名:京都橘(京都)
繊細な足を持つ左利きDF。東山高校との京都予選決勝では、試合の局面に応じて3バックの左センターバックの一角と左サイドバックの両方のポジションを務め、戦術的な柔軟性を示した。
プレー状況を的確に読み取ることができる、知的なDFである。
守備時には、裏のスペースをしっかりとカバーし、マンマーク時の対応にも優れており、ポジションをきちんと保ちながら、必要に応じて中央へ絞る動きも見せるなど、守備でのダイアゴナルな動きのカバーリングにおいても集中力を発揮する。
足元の技術にも安定感があり、無理なプレーをせずに落ち着いてボールを保持することが可能。空中戦でも効果的なプレーを見せる。
また、特筆すべきは非常に長いスローインを持っていることで、これはクロスに匹敵する攻撃の武器となり得る。
ボールの軌道に対する予測にも長けており、それは試合中に挙げたゴールの場面にもよく表れている。
敵陣のハーフスペースでファウルを獲得した後、セットプレーの場面で絶妙なタイミングでペナルティエリアに飛び込み、ストライカーさながらの読みで得点を奪った。
守備意識の高さと、セットプレーからも得点に関与できる能力を兼ね備えた、堅実なプレーヤーである。
【著者プロフィール:フランチェスコ・ヴィッラ】
1983年、トスカーナ州ヴィアレッジョ生まれ。世界の移籍市場とクラブの持続可能な成長を専門とするイタリア人クラブ・アドバイザー。セミプロ選手としての経験を経て、エージェント業、スポーツ・コンサルティングの分野でキャリアをスタート。
2012年、当時日本代表監督を務めていたアルベルト・ザッケローニを顧客に抱えていた日伊系企業との連携を通じて、日本サッカー界との安定した関係を築く。技術的な基礎力と戦術分析に優れ、現在は欧州クラブのコンサルタントとして活動するほか、セレッソ大阪の国際スカウトも務めている。
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