冬移籍は、選手だけでなくクラブ側の“事情”にも左右される。監督交代や方針転換ひとつで、期待の若手が一気に構想外になることもある。ここでは、名門への挑戦が一転して「出番ゼロ」のシーズンにつながった小林友希の歩みから、途中加入の不確実性を見ていく。※データは『Transfermarkt』を参照[4/5ページ]
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DF:小林友希(こばやし・ゆうき)
生年月日:2000年7月18日
移籍先:ヴィッセル神戸→セルティック(スコットランド)
移籍日:2023年1月1日
ヴィッセル神戸の育成組織で育った小林友希は、FC町田ゼルビア、横浜FCへの期限付き移籍を経て、2022シーズンには神戸でレギュラーに定着する。
左利きのセンターバックという希少性もあり注目を集め、2023年1月にはスコットランドの名門セルティックへと移籍した。
当時の同クラブは、Jリーグを熟知するアンジェ・ポステコグルー監督が指揮を執っており、その将来性が買われての獲得だった。
2022/23シーズンは途中加入ながら公式戦7試合に出場。当時22歳という若さも考慮すれば、決して悪くないスタートに見えた。
しかし翌シーズン開幕前、ポステコグルー監督がトッテナム・ホットスパーに引き抜かれると、後任のブレンダン・ロジャーズ監督の下では出場機会を得られず。
2023/24シーズンは公式戦出場ゼロ、ベンチ入りすらままならない苦しい状況となった。
2024年夏、小林はポルトガル2部に降格したポルティモネンセへ完全移籍。
ここではレギュラーに定着し、シーズンを通して出場を重ねた。
そして2025年夏にはポーランド1部のヤギエロニア・ビャウィストクに移籍。シーズン開幕当初はレギュラーだったものの、9月下旬からはチーム内のポジション争いで苦戦し、ほとんどの時間をベンチで過ごしている。
ポーランド1部は、1月下旬に再開予定。欧州主要リーグに比べて長めのウインターブレイクを経て、小林が再び序列を押し上げることができるか注目だ。

