史上最強とも言われるサッカー日本代表は、ほとんどの選手が欧州でプレーしている。そんな「欧州組」もかつてはJリーグでのプレーを経て、世界に羽ばたいた。しかし、なかには高校卒業後、Jリーグを経由せず直接海外に挑戦する選手もわずかに存在する。今回は異例の決断をして高校卒業後に欧州へ渡った逸材たちを紹介する。[2/5ページ]
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FW:福田師王(ふくだ・しおう)
生年月日:2004年4月8日(21歳)
プロ入り:神村学園高校→ボルシア・メンヒェングラートバッハ
高校サッカーで大きな注目を集めた福田師王は、Jリーグを経由せずに海外クラブと契約。ドイツでプロデビューを果たした若き才能だ。
現在21歳の福田は神村学園高校出身。高校1年次からレギュラーの座を掴み取り、全国高校サッカー選手権へ3度出場した。
驚くべきは3大会連続で優秀選手に選ばれたことだ。
最後の出場となった3年次には、エースストライカーとしてチームのベスト4進出に大きく貢献。自身は3得点をマークし大会得点王に選出されている。
その圧倒的なポテンシャルが評価され、福田は高校卒業後にボルシア・メンヒェングラートバッハに加入。いきなり欧州5大リーグに挑戦したことで日本のサッカーファンの注目を集めた。
加入後はU-19でプレーし、2023/24シーズンからはセカンドチームへ。主にドイツ4部に相当するレギオナルリーガでプレーしながら、トップチームの一員としてブンデスリーガの舞台も経験している。
昨季はブンデスリーガで6試合に出場。プレータイムは限られたが、第17節のヴォルフスブルク戦で嬉しいブンデスリーガ初ゴールを記録した。
そんな福田は、今季からカールスルーエ(ドイツ2部)へ期限付き移籍している。
新天地ではここまで公式戦10試合に出場。なかなかゴールネットを揺らすことはできなかったが、昨年12月に行われた第17節ボーフム戦で待望の瞬間が訪れる。
1点ビハインドで迎えた86分に、福田は味方からのクロスを頭で合わせ、移籍後初ゴールを記録した。
ストライカーらしい気迫のこもったこのゴールは、チームに貴重な勝ち点1をもたらしている。

