史上最強とも言われるサッカー日本代表は、ほとんどの選手が欧州でプレーしている。そんな「欧州組」もかつてはJリーグでのプレーを経て、世界に羽ばたいた。しかし、なかには高校卒業後、Jリーグを経由せず直接海外に挑戦する選手もわずかに存在する。今回は異例の決断をして高校卒業後に欧州へ渡った逸材たちを紹介する。[3/5ページ]
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DF:チェイス・アンリ
生年月日:2004年3月24日(21歳)
プロ入り:尚志高校→シュトゥットガルト
「超高校級」という表現は限られた逸材だけに許される。そう称されたチェイス・アンリは18歳でブンデスリーガに挑戦した。
現在21歳のアンリはアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた。
並外れたフィジカルの強さを持つ同選手は早くから注目の的になり、高校3年時にはシュトゥットガルト(ドイツ)やAZアルクマール(オランダ)といった海外クラブの練習に参加している。
圧倒的な才能を秘めたアンリは、どんなキャリアを選択するのか。
大きな注目が集まっていた中で、同選手は高校卒業後の進路にシュトゥットガルトを選んだ。
大学サッカーやJリーグを経由せず、ドイツに渡るという決断は「超高校級」にしか選ぶことのできない選択だろう。一躍その名が知れ渡った。
加入当初はレギオナルリーガ(ドイツ4部相当)に所属するセカンドチームが主戦場となっていたが、昨季にトップチーム昇格。第1節のフライブルク戦で途中出場を果たし、ブンデスリーガの舞台を経験した。
また、昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第1節レアル・マドリード戦で途中出場し、CLデビューにも成功。最終的に、ブンデスリーガ12試合、CL5試合、DFBポカール3試合に出場と飛躍の1年となった。
成長著しいアンリは昨夏にレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)に完全移籍。プロデビュー以降、自身初の移籍を決断した。
ただ、残念ながらここまでザルツブルクでの公式戦出場はない。
筋肉系の負傷による戦列離脱が続いており、今年に入ってようやく全体練習復帰の報道があった。
今月5日にクラブの公式日本語X(旧Twitter)アカウントが、全体練習に復帰したアンリの写真を公開している。ここから再出発が期待される。

