史上最強とも言われるサッカー日本代表は、ほとんどの選手が欧州でプレーしている。そんな「欧州組」もかつてはJリーグでのプレーを経て、世界に羽ばたいた。しかし、なかには高校卒業後、Jリーグを経由せず直接海外に挑戦する選手もわずかに存在する。今回は異例の決断をして高校卒業後に欧州へ渡った逸材たちを紹介する。[4/5ページ]
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FW:高岡伶颯(たかおか・れんと)
生年月日:2007年3月12日(18歳)
プロ入り:日章学園高校→サウサンプトン
世代屈指とも評される若きストライカーもまた、高校卒業後すぐに海を渡った。
現在18歳の高岡伶颯は、2024年6月にサウサンプトンへの加入が内定。かつて吉田麻也や南野拓実、菅原由勢らがプレーし、日本人とも縁の深いプレミアリーグのクラブに高卒で加入することが決定した。
彼が評価を高めたきっかけは、2023年まで遡る。
日章学園高校でプレーしていた高岡は、この年にU-17日本代表メンバーに。AFC U-17アジアカップでは準々決勝でゴールを決め、FIFA U-17ワールドカップ(W杯)出場に大きく貢献した。
さらにFIFA U-17W杯では、グループリーグ3試合で4ゴールを記録。決勝トーナメント進出の原動力となった。
中学まではクラブの育成組織や有名クラブに所属した経験はなく、全国的には無名だったが、この2大会で強烈なインパクトを残したことで一躍その名は世界に知れ渡った。
その後、主将として臨んだ第103回全国高校サッカー選手権では、初戦でハットトリックを記録し、2回戦でも1ゴールを挙げた。
圧倒的なパフォーマンスに繋がっているのが、フィジカルの強さだ。身長165cmと小柄な部類に入るが、サイズで勝る相手にも当たり負けしない。
またボディコントロールが卓越しており、それによって持ち味であるスピードを殺さずにゴールに迫ることができる。
サウサンプトン加入後はU-21でプレーし、昨年8月にヴァランシエンヌ(フランス3部)へ期限付き移籍することが発表された。
新天地ではリーグ開幕節で途中出場すると、翌節のル・ピュイ・フット43オーヴェルニュ戦で途中出場からいきなり2ゴールを記録。この活躍により、8月のクラブ月間最優秀選手(MVP)に選出された。
現時点でリーグ戦11試合に出場し、チーム最多タイの3ゴールを記録している。

