史上最強とも言われるサッカー日本代表は、ほとんどの選手が欧州でプレーしている。そんな「欧州組」もかつてはJリーグでのプレーを経て、世界に羽ばたいた。しかし、なかには高校卒業後、Jリーグを経由せず直接海外に挑戦する選手もわずかに存在する。今回は異例の決断をして高校卒業後に欧州へ渡った逸材たちを紹介する。[5/5ページ]
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DF:吉永夢希(よしなが・ゆめき)
生年月日:2006年2月22日(19歳)
プロ入り:神村学園高校→ヘンク
吉永夢希はその左足で若くして世界への道を切りひらいた。
現在19歳の吉永は、河原創や満田誠らを輩出したソレッソ熊本で技術を磨いた。
神村学園高校に進学し、高校時代は主に左サイドバックとしてプレー。全国高校サッカー選手権に2度出場し、第101回大会では優秀選手に選ばれた。
また、同選手は年代別日本代表でも活躍している。
2022年のAFC U-17アジアカップ予選で好パフォーマンスを披露すると、翌年のFIFA U-17ワールドカップでは全4試合に出場。チームの主力として決勝トーナメント進出に貢献した。
その強みは走力を活かした攻撃参加だ。同世代を凌駕する圧倒的な攻撃力で「世代ナンバーワンのサイドバック」と評価されてきた。
スピードに乗ってサイドを突破し、左足から正確なクロスを送り込むプレーは吉永の十八番と言えるだろう。
並外れたポテンシャルは日本国内に収まらず、吉永は高校卒業後にヘンク(ベルギー)に加入した。
一学年上の先輩・福田師王もJリーグを経由せずにドイツに渡っており、神村学園高校からは2年連続で高校卒業後に直接海外クラブに加入する逸材が輩出されたということになる。
現在はヘンクのセカンドチーム(ベルギー2部)でプレーしており、今季はリーグ戦10試合に出場。着実に出場経験を積んでいる。
ヘンクは、過去にケヴィン・デ・ブライネやレアンドロ・トロサール、ティボー・クルトワなどのちに同国代表で活躍する実力者たちを輩出しており、伊東純也も同クラブで結果を残し、欧州5大リーグへのステップアップを成功させた。
成長が期待される選手にとってヘンクはこの上ない環境だ。吉永にもぜひ、偉大な先輩たちのようにヘンクから羽ばたいてもらいたい。
【著者プロフィール:編集部】
国内外のサッカーを専門に取材・執筆・企画する編集チーム。戦術分析、ニュース報道、コラム制作からデータリサーチまで、各分野のスペシャリストが在籍しており、欧州主要リーグ、サッカー日本代表、Jリーグはもちろん、女子サッカーや育成年代まで幅広いテーマをカバーする。現地取材で得たリアルや、データを活用したユニークなコンテンツなど、読者に“今、本当に知るべきサッカー情報”を届けることを使命とし、読者に寄り添い、サッカーをより深く、より立体的に楽しめるコンテンツづくりを目指している。
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