東京ヴェルディは6日、2026シーズンの新体制発表会見を都内にて行った。城福浩監督や新加入選手らが登壇し、新たなシーズンへの意気込みなどを語っている。
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田邉秀斗は「自分を変える」ために東京ヴェルディへ
2024シーズンにJ1の舞台に戻ってきたヴェルディは、昇格1年目ながら6位と大躍進。しかし昨季は、J2降格こそ免れたものの、17位に沈み、不本意なシーズンを過ごした。
とはいえ、ポジティブな要素もあった。昨季の総失点数はわずか「41」。その他、様々な守備のスタッツにおいて、好成績を残している。
城福監督も守備には一定の手ごたえを得ているようで、2026シーズンもまずはここをベースに、戦っていく構えだ。
しかし、今オフにはDF谷口栄斗が川崎フロンターレに完全移籍。江尻篤彦強化部長も認めた通り、彼の抜けた穴は「デカい」。大黒柱らとも言える存在を欠いた上で、昨季同様、あるいはそれ以上に強固な守備を構築することは、当然ながら簡単なことではない。
そんな谷口の穴を埋める存在として期待されるのが、川崎からやってきたDF田邉秀斗だ。本人は「WBを一番に」考えていると話すが、CBでもプレー可能。「谷口の後釜」とみられてもおかしくない存在だ。
2021年に川崎に加入した田邉は、同クラブで出場機会の確保に苦しんだ。昨季もJ1では9試合の出場。プレータイムは342分に留まっている。
そんな自分を「変えたい」という思いで、今オフにヴェルディに移籍した。では、なぜヴェルディだったのか。多くのオファーが来ていたという中で、首都クラブを選んだ理由をこう明かす。
「江尻さんや城福監督とかとお話させていただく前に、何チームかオファーをいただいていて、強化部長の方とかと話し合ったんですけど、他のチームは褒めて、褒めて『ぜひ来てほしい』という感じだったんですけど、江尻さんや城福監督には『簡単に出られると思うなよ』と厳しい言葉をいただきました。
僕はそういった方たちの元でやるのが、一番成長できるのかもしれないと直感で感じたので、それが(ヴェルディ移籍の)決め手になりました」
城福監督も、田邉に関しては「一切褒めなかった」と明かしていた。ヴェルディには、「自分をこうしてほしい」という選手はいらない。「ヴェルディに何ができるか」を考えられる、体現できる選手が求められる。田邉はそれが成長に繋がると考えたのだ。
新シーズンの目標を聞かれ、「チームとしては優勝、個人としては川崎戦で活躍してゴールを決めることです」と話した田邉には、観覧に訪れたサポーターから大きな拍手が送られた。
「自分を変える」ための2026年が、まもなく始まろうとしている。
(取材・文:小澤祐作)
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