
高校サッカー決勝、観客数ランキング【写真:Getty Images】
全国高校サッカー選手権は、毎年数々の名勝負を生み出してきた。その中でもひときわ特別な意味を持つのが、全国の視線と大観衆が集まる決勝戦だ。今回は、選手権決勝における“観客数”に注目し、入場者数が多かった試合をランキング形式で紹介する。[4/5ページ]
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7位:岡山学芸館対東山(第101回大会)

第101大会で優勝した岡山学芸館【写真:Getty Images】
開催年:2022年
観客数:50,868人
優勝チーム:岡山学芸館
第101回全国高校サッカー選手権大会の決勝は、50,868人の観衆を集めて行われた。
ともに初の決勝進出を果たした岡山県代表・岡山学芸館と京都府代表・東山が、その舞台へと駒を進めた。
いずれも大会中に2度のPK戦を制して勝ち上がってきた勝負強さを備える両者の対戦は、 “新たな100周年へ向けての第一歩”という意味合いを込めて付けられた「NEXT100」という大会キャッチフレーズにふさわしい名勝負となった。
先に均衡を破ったのは岡山学芸館だった。
25分、右サイドを突破した今井拓人の折り返しが東山の選手に当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールで先制点を奪う。
対する東山もすぐに反撃に転じる。
前半終了間際の44分、真田蓮司がペナルティエリア外から放った豪快なミドルシュートがネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
一進一退の攻防が続く中、試合は後半立ち上がりに再び動く。
52分、中尾誉のクロスに中央で合わせたのは、“学芸館のカンテ”の愛称で親しまれる身長165センチの木村匡吾。渾身のヘディングで勝ち越しゴールを叩き込んだ。
勢いに乗った木村は、85分にもこの日2点目となるゴールを奪取。試合を決定づける一撃となった。
このリードを最後まで守り切った岡山学芸館が、岡山県勢として初、そして同校としても選手権5度目の出場にして初となる優勝を成し遂げた。
またこの大会では、新型コロナウイルス感染防止のため制限されていた声出し応援が、応援団エリアに限って解禁。スタンドに声援が戻り、記念すべき101回大会を象徴する光景として、多くの人々の記憶に刻まれる大会となっている。