
高校サッカー決勝、観客数ランキング【写真:Getty Images】
全国高校サッカー選手権は、毎年数々の名勝負を生み出してきた。その中でもひときわ特別な意味を持つのが、全国の視線と大観衆が集まる決勝戦だ。今回は、選手権決勝における“観客数”に注目し、入場者数が多かった試合をランキング形式で紹介する。[3/5ページ]
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3位:青森山田対近江(第102回大会)

第102大会で優勝した青森山田【写真:Getty Images】
開催年:2023年
観客数:55,019人
優勝チーム:青森山田
トップ3にランクインしたのは、第102回大会の決勝だ。
2年ぶりに決勝の舞台へと駒を進めた青森県代表・青森山田と、2年連続3回目の出場ながら、これまでの最高成績が2回戦だった滋賀県代表・近江が激突した。
近江はこの大会で、旋風を巻き起こして注目を集めた。
3回戦ではインターハイ王者の明秀日立(茨城)を撃破。準々決勝では、現在ガンバ大阪に所属する名和田我空や、ベルギーのヘンクでプレーする吉永夢希らを擁する神村学園(鹿児島)を下し、勢いそのままに決勝進出を果たしていた。
しかし、決勝では青森山田が王者の貫禄を示す。
立ち上がりから強い圧力をかける青森山田に対し、近江が耐える展開が続く。
それでも、次々と強豪校を下してきた近江は粘り強く対応し、試合は拮抗した流れに。それでも均衡を破ったのは青森山田だった。
33分、福島健太が先制点を奪い、試合を動かす。
反撃に出たい近江は、後半開始から投入された山本諒がすぐに結果を残す。
浅井晴孔の持ち運びを起点に、キャプテンの金山耀太がスペースへ抜け出して折り返したクロスを、山本が右足で押し込み同点に追いついた。
一進一退の展開となったが、再び主導権を握ったのは青森山田だった。
一瞬の隙を突いてディフェンスの背後を取った米谷壮史が、冷静にGKをかわして勝ち越しゴールを奪う。
さらに70分には試合を決定づける3点目を追加。青森山田が3-1で勝利し、4度目の選手権制覇を成し遂げた。
青森山田は選手権に臨む直前の12月、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグファイナルでもサンフレッチェ広島ユースに2-1で勝利。これで2冠を達成している。
改めて、その圧倒的な強さを全国に知らしめる大会となった。