移籍市場では若手や旬のスターに注目が集まりがちだが、実は“今が狙い目”なのは百戦錬磨のレジェンドかもしれない。年齢を重ねてもなおトップレベルのパフォーマンスを維持する彼らは、ピッチ内外でクラブに大きな価値をもたらす存在だ。今回は、現行契約では2026年夏に契約満了を迎える世界的スター選手の中から、その去就に注目されている選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は全て1月13日時点。
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DF:チアゴ・シウバ(元ブラジル代表)
生年月日:1984年9月22日(41歳)
所属クラブ:ポルト(ポルトガル)
契約満了:2026年6月30日
チアゴ・シウバは、フルミネンセとの契約が残り1年を切っている。
ブラジルが誇る守備の名手は、フルミネンセの下部組織出身。母国クラブでキャリアをスタートさせると、ポルト(ポルトガル)やディナモ・モスクワ(ロシア)を経て、2006年に再びフルミネンセの一員となった。
古巣で頭角を現したT・シウバは、2009年にACミランへ完全移籍した。
イタリアではアレッサンドロ・ネスタとセンターバックコンビを組むなど、名実ともにワールドクラスのディフェンダーへと成長を遂げた。
その後、2012年からはパリ・サンジェルマン(PSG)、2020年からはチェルシーでプレー。
欧州各国のビッグクラブで主将を務めるなど、リーダーシップを発揮し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を含む数々のタイトル獲得に貢献している。
2024年夏にチェルシーを退団すると、フルミネンセに復帰。加入当時39歳という年齢もあり、同クラブがT・シウバにとって最後のクラブであることが濃厚だと考えられてきた。
しかし、今冬に大きな動きがあった。昨年12月にフルミネンセとの契約解除を発表したのだ。
契約は翌夏まで残っていただけに、現地では驚きをもって受け止められた。
背景には、家族がイングランドに在住していることや、ブラジル代表復帰、そして来夏のFIFAワールドカップ2026(W杯)出場を視野に、欧州でのプレー環境を求めていた事情があったとされる。
すると、同月中にポルトがシウバの加入を電撃発表。
「モンスターが帰ってきた」という衝撃的な見出しとともに伝えられ、契約期間は2026年1月から同年6月末までの半年間とされた。
41歳となったレジェンドは、再び欧州の舞台で輝きを放ち、セレソンを悲願のW杯優勝へ導く存在となれるだろうか。

