移籍市場では若手や旬のスターに注目が集まりがちだが、実は“今が狙い目”なのは百戦錬磨のレジェンドかもしれない。年齢を重ねてもなおトップレベルのパフォーマンスを維持する彼らは、ピッチ内外でクラブに大きな価値をもたらす存在だ。今回は、現行契約では2026年夏に契約満了を迎える世界的スター選手の中から、その去就に注目されている選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は全て1月13日時点。
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FW:ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表)
生年月日:1988年8月21日(37歳)
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
契約期間:2026年6月30日
ポーランドが生んだ稀代のストライカーは、キャリアの終盤にどのような選択をするのだろうか。
ロベルト・レヴァンドフスキは、所属するバルセロナとの契約が今夏までとなっている。そのため、去就に関して多くの注目を集めている。
現在37歳のレヴァンドフスキは、母国ポーランドでキャリアをスタートさせ、2010年にドイツのボルシア・ドルトムントへ加入した。
2011/12シーズンからエースとして得点を量産し、香川真司と強力なホットラインを築いた。絶対王者バイエルン・ミュンヘンを抑えてブンデスリーガ連覇を達成している。
2014年には、そのバイエルンに完全移籍。在籍8シーズンで公式戦375試合344ゴールという驚異的な数字を叩き出し、ブンデスリーガ優勝8回、DFBポカール優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、黄金時代の中心選手として君臨した。
そして2022年、満を持してバルセロナへ完全移籍を果たした。
加入初年度からリーグ戦34試合で23ゴールを挙げるなど、環境が変わっても衰えぬ決定力を証明している。
現在も経験に裏打ちされた得点感覚は健在だが、近年は去就を巡る報道が徐々に過熱している。
その最大の理由は年齢だ。レヴァンドフスキは今年8月で38歳を迎え、クラブは中長期的な世代交代を視野に入れ始めている。
さらに、バルセロナが抱える慢性的な財政問題も、今後の判断に影響を与える要素となるだろう。
ドイツ紙『Bild』は、クラブ関係者の話として「退団の可能性は60~70%」と報じており、今夏あるいは来夏の動向次第では、移籍市場の主役となる可能性も十分に考えられる。
仮に契約満了を待たずに退団、あるいは延長を行わない場合、世界屈指のストライカーをフリーで獲得できることになる。
すでにアメリカ合衆国やサウジアラビア方面からの関心も伝えられており、ベテランFWを巡る争奪戦は避けられそうにない。

