移籍市場では若手や旬のスターに注目が集まりがちだが、実は“今が狙い目”なのは百戦錬磨のレジェンドかもしれない。年齢を重ねてもなおトップレベルのパフォーマンスを維持する彼らは、ピッチ内外でクラブに大きな価値をもたらす存在だ。今回は、現行契約では2026年夏に契約満了を迎える世界的スター選手の中から、その去就に注目されている選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は全て1月13日時点。
——————————
FW:カリム・ベンゼマ(元フランス代表)
生年月日:1987年12月19日(38歳)
所属クラブ:アル・イテハド(サウジアラビア)
契約満了:2026年6月30日
サウジアラビアに渡った“バロンドーラー”もまた、その去就に注目が集まる選手の一人だ。
レアル・マドリード(スペイン)で活躍したカリム・ベンゼマ。2009年に同クラブに加入すると、柔軟性と決定力を兼ね備えた万能型FWとしてチームの攻撃をまとめ上げた。
ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドと形成したトリデンテ「BBC」は圧倒的な破壊力を誇り、クラブに5度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝をはじめとする数々のタイトルをもたらしている。
とりわけC・ロナウド退団後は絶対的エースとして君臨し、2022年にはバロンドールを受賞。名実ともに世界最高峰のアタッカーへと上り詰めた。
その後、ベンゼマは2023年に欧州を離れ、アル・イテハドに加入した。報道によれば、2026年6月までの総額約3億ユーロ(約540億円)に及ぶ巨額契約を締結したとされている。
サウジアラビアではここまで公式戦79試合に出場し、53ゴールを記録している。欧州を離れて今季で3年目となるが、依然としてその得点力は健在だ。
そんな中、昨年11月にスペインメディア「AS」が同選手のインタビュー記事を公開した。
「ここでとても快適に過ごしている。選手、サポーター、監督、そしてここで働く人たち、皆が私に愛情を注いでくれている」と充実した現状を語った。
また、同インタビューでは自身の去就についても言及。
「ここでの契約が間もなく終了することは事実だ。残留するか移籍するかは、まだ何とも言えない。多くの事情が絡んでくる」と様々な選択肢が存在することを示唆した。
ただ、現役続行には意欲的な姿勢を見せており「12月には38歳になるが、あと2年はサッカーを続けるつもりだ」と明言。彼のプレーを楽しみにしているサッカーファンにとっては嬉しい発言だ。
果たして、今夏にベンゼマが袖を通しているユニフォームはどのクラブのものになるのか。
ヨーロッパのトップリーグに復帰する可能性も十分に考えられるだろう。

