サッカーに欠かせない要素のひとつとして、ホームチームを応援する熱狂的なサポーターの存在がある。世界中には大小さまざまなスタジアムがあるが、2025年に世界で最も多くの観衆を集めたのはどこなのか。今回は2025年に行われたリーグ戦の平均観客数をランキング形式で紹介する。(データは『Transfermarkt』を参照)[1/5ページ]
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10位:フラメンゴ(ブラジル)
本拠地:マラカナン
収容可能人数:8万2,238人
平均入場者数:6万2,548人
フラメンゴは2025年のブラジル全国選手権(カンピオナート・ブラジレイロ)において、1試合平均6万2,548人を動員し、世界有数の観客動員力を改めて示した。
本拠地のマラカナンは、1950FIFAワールドカップ(W杯)開催に向けて建設された南米を代表する巨大スタジアムであり、“マラカナンの悲劇”で有名な1950年大会決勝のブラジル代表対ウルグアイ代表をはじめ、サッカー史に残る数々の名場面の舞台となってきた。
マラカナンの悲劇では19万9,854人を動員したとされ、一説には実際にはさらに多かったとも言われている。
1992年にスタンド落下事故が発生したことがきっかけとなって安全性が見直され、段階的に収容人数を削減し、現在の動員数となっている。
リオ・デ・ジャネイロをホームタウンとするフラメンゴは、国内屈指の支持を誇るクラブであり、その人気は国際的にも広く知られている。
2025シーズンも、クラブの人気と動員力は健在だった。
特にリーグ戦が佳境に入った秋以降は、7万人超えを連発。優勝を決めた第37節のセアラー戦は、シーズン最多の7万3,244人が詰めかけた。
また、リベルタドーレス杯準々決勝のエストゥディアンテス戦と、準決勝ラシン・クラブ戦はいずれも平日開催ながら、7万人超を動員。南米特有のリズムとチャントがスタジアムを熱狂の渦に包んだ。
平均6万人超の観客数は南米では群を抜く水準であり、欧州のビッグクラブと比べても遜色はない。
フラメンゴの伝統とマラカナンの圧力は、常に相手に強烈なプレッシャーを与えている。

