
レンタル先で成功した海外日本人選手【写真:Getty Images】
現在多くの日本人選手が、欧州クラブで活躍する時代になっている。その中でも、初の海外挑戦が“レンタル移籍”という選手も多くいる。しかし、すべての選手が、その移籍で成功するとは限らない。そこで今回は、Jリーグから海外クラブへレンタル移籍して成功を収めた日本人選手を紹介する。※成績、市場価値は16日時点。[5/5ページ]
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MF:中島翔哉(なかじま・しょうや)

ポルティモネンセ時代の中島翔哉【写真:Getty Images】
生年月日:1994年8月23日(31歳)
レンタル移籍先:FC東京→ポルティモネンセ(ポルトガル)
レンタル移籍期間のリーグ戦成績:29試合10得点11アシスト(2017/18シーズン)
中島翔哉が、ポルトガルの名門クラブであるFCポルトに移籍できたのは、2017年の期限付き移籍があってこそだ。
東京ヴェルディの下部組織で育ち、ライバルチームであるFC東京のトップチームでキャリアをスタートさせた中島は、すぐにカターレ富山へ。
半年間、J2リーグで修業を積んだ中島だったが、復帰後もあまり結果を残せなかった。
ただ、2016年に行われたAFC U-23アジアカップやリオデジャネイロオリンピックでの活躍から、一気に成長が加速する。
その翌年の2017年には、公式戦29試合に出場。6得点7アシストをマークした。
すると、シーズン途中の同年8月に、ポルトガルのポルティモネンセへの期限付き移籍を発表。中島にとって初の海外挑戦が始まった。
その中島は、チーム合流後から、すぐにスタメン出場を果たし、2017/18シーズンのリーグ戦で29試合に出場。チーム内2位の得点数である10得点と、チームトップの11アシストを記録するなど、殻を破ったかのような活躍を見せた。
その後、2018年1月にポルティモネンセへ完全移籍すると、昨季と同様に結果を残し続ける。
これらの成績が、森保一監督に評価され、FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会後の新チームの“10番”を任される存在に。
実際、2018年10月に行われたウルグアイ代表との国際親善試合では、今後の日本を背負っていく選手だろうと誰もが思うような圧巻のプレーを見せた。
そんな中島は、2019年にカタールのアル・ドゥハイルへ移籍。わずか5カ月後には、ポルトに身を置くことになる。
しかし、名門ということもあり、出番は激減。結果も全盛期と比べると期待外れと言わざるを得ない状況となっていた。
結果、1年半でポルトを退団。UAEのアル・アインや古巣のポルティモネンセなど、複数のクラブを渡り歩き、2023年7月には浦和レッズで国内復帰をしている。
ポルティモネンセへの期限付き移籍は、中島のキャリアの中で大成功といえる出来事ではあるが、その後のステップアップが、首を絞めることになるのは、自身もファンも予想外だったのではないだろうか。
【著者プロフィール:編集部】
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