夏のFIFAワールドカップ2026(W杯)メンバー入りに向けたサバイバルが白熱している。その中で注目すべきは、当落線上の選手たちである。サッカー日本代表としての出番は限られていても、欧州クラブで確かな結果を残す者が多く、虎視眈々と逆転選出を目指している。今回は、W杯当落線上の立場でありながら、所属先で奮闘する日本人を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は1月20日時点。[2/5ページ]
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藤田譲瑠チマ
生年月日:2002年2月16日(23歳)
所属クラブ:ザンクト・パウリ(ドイツ1部)
25/26リーグ戦成績:17試合0ゴール3アシスト
サッカー日本代表通算成績:7試合0ゴール2アシスト
藤田譲瑠チマは新天地で充実した時間を過ごしていることだろう。
昨夏に加入したザンクト・パウリで定位置確保に成功している。
現在23歳の藤田は東京ヴェルディの下部組織出身。2019年に2種登録選手としてプロデビューを飾ると、2020年にトップチーム正式昇格を果たした。
その後、徳島ヴォルティス、横浜F・マリノスを経て、2023年にシント=トロイデン(ベルギー1部)に完全移籍している。
シント=トロイデンには2シーズン在籍し、公式戦63試合に出場。主力として活躍し、在籍中にはサッカー日本代表(フル代表)デビューや、AFC U-23アジアカップ優勝を経験するなど、大きく飛躍した。
そして、2025年夏にザンクト・パウリへのステップアップが発表された。
移籍に関する詳細は公表されていないが、ドイツメディア『Bild』はクラブ史上最高額の移籍金と伝えている。
ザンクト・パウリが藤田に対して、非常に高い期待をもっていることが伺える。
藤田にとってはこれが欧州4大リーグ初挑戦だが、第1節のドルトムント戦でいきなり先発出場。安定したパフォーマンスで強豪から貴重な勝ち点1を奪うことに貢献した。
その後も、先発出場を重ね、これまでリーグ戦全17試合に先発出場している。
前回のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会における「ドーハの歓喜」の背景には、ブンデスリーガでの経験が豊富な選手たちが日本代表の主軸として、強豪撃破に貢献したことが挙げられる。
ベルギーからドイツに渡った藤田も、ここから日本代表の主力の座に上り詰めることができるだろうか。
最近の試合ではボランチだけでなく、攻撃的MFとしてもプレーしており、さらなる進化が期待される。

