夏のFIFAワールドカップ2026(W杯)メンバー入りに向けたサバイバルが白熱している。その中で注目すべきは、当落線上の選手たちである。サッカー日本代表としての出番は限られていても、欧州クラブで確かな結果を残す者が多く、虎視眈々と逆転選出を目指している。今回は、W杯当落線上の立場でありながら、所属先で奮闘する日本人を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は1月20日時点。[3/5ページ]
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FW:後藤啓介(ごとう・けいすけ)
生年月日:2005年6月3日(20歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー1部)
25/26リーグ戦成績:19試合8ゴール1アシスト
サッカー日本代表通算成績:2試合0ゴール0アシスト
後藤啓介はまさに“規格外”のストライカーだ。
身長191cmという恵まれた体格に加え、走力もある。ポストプレーやエアバトルは外国人選手にも引けを取らない強さと迫力をもっている。
そんな後藤は、ジュビロ磐田の下部組織出身。2023年に同クラブのトップチームに昇格すると、2023シーズンはJ2リーグで33試合に出場し、7ゴールをマークした。
その才能は既にJリーグの域に収まり切らず、2024年1月にはアンデルレヒト(ベルギー1部)への期限付き移籍が決定。同年12月には完全移籍へ移行することが発表された。
加入したアンデルレヒトでは、トップチームとセカンドチームにあたるRSCAフューチャーズ(ベルギー2部)という2つの環境でプレー。
前者では公式戦10試合3ゴール、後者では公式戦31試合13ゴールと、いずれのフィールドでも高い得点力を発揮した。
その後、後藤は昨年8月にシント=トロイデン(ベルギー1部)への期限付き移籍を決断。今季は同クラブの一員として、ベルギーリーグを戦っている。
注目すべきは、そのパフォーマンスだ。
新天地ではこれまでリーグ戦19試合に出場し、8ゴールを記録。これは同リーグの得点ランキング2位タイの数字である。
クラブレベルで着実に成長を続ける後藤は、昨年11月にはA代表デビューを果たした。
現実的に、後藤はまだ20歳と伸びしろを秘めている選手であり、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会メンバー入りを目指すサバイバルでは、強力なライバルたちに分が悪いかもしれない。
しかし、後藤の台頭が攻撃陣の競争をさらに高め、チームの底上げに繋がっていることは間違いないだろう。

