エールディビジのNECナイメヘンに所属する22歳の日本代表MF佐野航大に対し、PSVなど複数のクラブが関心を示している。しかし、クラブ史上最高額どころか、2000万ユーロ(約36億円)の高額な移籍金でさえも、売却に応じるつもりはないと、NECでゼネラルディレクターを務めるウィルコ・ファン・スハイク氏が断言した。オランダメディア『エフシーアップデート』が20日に報じている。
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佐野航大、今すぐ売却される見込み無し
佐野は2021年10月にファジアーノ岡山と契約を結んだ後、その後はJリーグの他クラブへ移籍することなく、海外挑戦を目指した。
そして、2023年8月にNECへ完全移籍すると、序盤は苦戦したものの、シーズン後半には主力に定着。
それ以降はチームに欠かせない選手へと成長し、今季は全てフル出場する勢いで試合に出続けている。
まさにNECの躍進の陰に、佐野の活躍あり。と言えるほどの強烈な印象を残している。
それだけにNECは佐野の放出を考えておらず、PSV、アヤックス、フェイエノールトといった同じリーグのライバルたちの関心を退けていた。
また、代理人業を行なっているグイド・アルバース氏(佐野の代理人ではない)が「私は今、佐野は1500万〜2000万ユーロ(約27億円から約36億円)で移籍すると見ている」と発言したのに対し、
ポッドキャスト番組『デ・ベストゥールスカーメル』に出演したスハイク氏は「佐野には契約解除条項がない。
だから、我々が主導権を握っている。
アルバースがテレビで2000万ユーロという話をしていたが、その金額で今すぐ何かをするつもりは全くない。
信じられないかもしれないが、とにかく全てをうまくまとめたいと思っている。
彼は今夏になれば同等以上の価値を持つと考えている。
今は競技面で何かを成し遂げたいと言うことだ。
これほど贅沢な余裕を持てたことは、これまで一度も無かったよ」と述べ、財務よりも優先すべきものがあるという見解を示した。
それでも最後に「ただ、絶対に無いとは言い切れない」と、含みを持たせる言い方をしており、想定外の好条件オファーが舞い込んできた場合は、考えを改める可能性を示唆している。
移籍金のクラブ史上最高額は、2025年8月にサンダーランドへ移ったロビン・ローフスの1050万ユーロ(約18億9000万円)で、ヴォルフスブルク行きの塩貝健人は1000万ユーロ(約18億円)で、わずかに記録に届かなかった。
しかし、契約解除金が設定されていた塩貝とは違い、佐野にはその条項がないため、移籍する場合は記録を大幅に上回ることになりそうだ。
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