
危険すぎる賭け!? W杯半年前に移籍したサッカー日本代表【Part1】【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(W杯)開幕まで約半年となった。この時期の移籍は、選手にとって難しい。環境を変えることで出場機会を失い、W杯メンバー入りに向けた説得力が薄れるリスクもあるからだ。しかし、過去にはW杯を目前に控えた中で覚悟の移籍を決めた選手が何人もいる。今回は、W杯半年前に移籍を決断したサッカー日本代表をピックアップ。その後の運命などを振り返ろう。[5/5ページ]
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MF:森岡亮太(もりおか・りょうた)

2018年日本代表の森岡亮太【写真:Getty Images】
生年月日:1991年4月12日
移籍:ワースラント・ベフェレン(ベルギー)→アンデルレヒト(ベルギー)
移籍日:2018年1月30日
ロシアW杯メンバー:落選
ロシア開催の2018 FIFAワールドカップ(W杯)が開幕する半年前、森岡亮太はベルギー屈指の名門であるアンデルレヒトに完全移籍した。
それまで在籍していたワースラント・ベフェレン(ベルギー)より格上のクラブに加入するということは、ともすればライバル選手の後塵を拝し出場機会を失うリスクを伴う。
森岡の決断は吉と出たのか、それとも…。
2010シーズンの入団以降、森岡はヴィッセル神戸で着実にキャリアを積み上げた。
2016年1月にシロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)へ加入して欧州挑戦をスタートさせると、2017年7月にはベフェレンに完全移籍。
2017/18シーズンはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)で24試合に出場して7得点11アシストをマークし、森岡は加入後わずか半年間でベフェレンのエースとなった。
そのままベフェレンに残留する選択肢もあったはずだが、森岡はW杯イヤーを迎えた直後に動き出す。
強豪のアンデルレヒトに加わると、司令塔としてリーグ戦6試合で3得点3アシストを記録。プレーオフでも10試合3得点1アシストと大車輪の活躍を披露したことで、ロシアW杯行きは安泰だと思われた。
ところが、蓋を開けてみると本大会メンバーに森岡の名前はなかった。
本人は公式ブログで「全て監督の判断ですし、ヨーロッパの地で精一杯プレーをしたので後悔は無いです」(2018年5月22日掲載)とコメントを残したが、アンデルレヒトで大きなインパクトを残していただけに、悔しい気持ちはあったはずだ。
森岡のW杯メンバー落選は、本大会半年前の移籍を成功させながら発生した稀有な例として人々に記憶されるだろう。
【著者プロフィール:編集部】
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