
危険すぎる賭け!? W杯半年前に移籍したサッカー日本代表【Part2】【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(W杯)開幕まで約半年となった。この時期の移籍は、選手にとって難しい。環境を変えることで出場機会を失い、W杯メンバー入りに向けた説得力が薄れるリスクもあるからだ。しかし、過去にはW杯を目前に控えた中で覚悟の移籍を決めた選手が何人もいる。今回は、W杯半年前に移籍を決断したサッカー日本代表をピックアップ。その後の運命などを振り返ろう。[5/5ページ]
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FW:大迫勇也(おおさこ・ゆうや)

2014年日本代表の大迫勇也【写真:Getty Images】
生年月日:1990年5月18日
移籍:鹿島アントラーズ→1860ミュンヘン(ドイツ)
移籍日:2014年1月6日
ブラジルW杯メンバー:選出
檜舞台の開催が差し迫るなか、自身初となる欧州挑戦に打って出た男がいた。
長きにわたりサッカー日本代表で絶対的エースを務めてきた大迫勇也は、ブラジル開催の2014 FIFAワールドカップ(W杯)の半年前に鹿島アントラーズを退団して1860ミュンヘン(ドイツ)へ完全移籍で加入。
キャリアを賭けた大勝負の行方はどうなっただろうか。
“超高校級ストライカー”として全国高等学校サッカー選手権大会のヒーローとなった大迫は、2009シーズンに鹿島へ加入を果たす。
加入初年度から鹿島のリーグ3連覇に貢献すると、以降もJリーグヤマザキナビスコカップ(現:YBCルヴァンカップ)や天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会といった国内主要タイトルを次々と獲得した。
2013年7月には日本代表デビューも飾り、着実にキャリアを前進させていった。
ブラジルW杯メンバー入りを確実なものにするならば、慣れ親しんだ鹿島で継続的に試合へと出場する選択肢がベストだっただろう。
だが、大迫の決断は本大会半年前の渡欧。しかも、加入した1860ミュンヘンは当時2. ブンデスリーガ(ドイツ2部リーグ)所属であり、下手をすればリーグレベルを理由にブラジルW杯メンバー落選のリスクがあった。
しかし、結果的にそのような心配は杞憂に終わる。
移籍後リーグ戦初出場で初得点を決めた大迫は、15試合で6得点3アシストと圧巻のパフォーマンスを披露。ブラジルW杯メンバーに問題なく選出された。
本大会ではグループステージの2試合に出場。ノーゴールに終わったものの、以降長らく続く代表キャリアの礎を築いた。
【著者プロフィール:編集部】
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