
マンチェスター・ユナイテッド冬の大失敗補強5人【写真:Getty Images】
2025/26シーズンの冬の移籍市場が開いている。本来、冬のマーケットでは動かないことがベストであり、基本的には各クラブがシーズンを戦い抜く上で足りないポジションを補うための補強が多い。今回はイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『Transfermarkt』を参照)[2/5ページ]
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FW:ウィルフレッド・ザハ(コートジボワール)

マンチェスター・ユナイテッドFWウィルフレッド・ザハ【写真:Getty Images】
生年月日:1992年11月10日
移籍金:1175万ユーロ(約18.8億円)
在籍期間:2013年冬~2015年夏
通算成績:4試合0得点0アシスト
ウィルフレッド・ザハにとってマンチェスター・ユナイテッドで過ごした時間は想定外の連続だったに違いない。
2012/13シーズンに当時チャンピオンシップ(イングランド2部相当)のクリスタル・パレスで主力として活躍していたザハは、2012年11月にイングランド代表デビューを飾る。
チャンピオンシップに所属している選手がスリーライオンズの一員としてプレーするのは異例であり、彼への期待値の大きさの表れだった。
そんな逸材をいち早く獲得したのがマンチェスター・ユナイテッドである。1175万ユーロ(約18.8億円)という高額な移籍金を支払っての獲得だった。
これはアレックス・ファーガソンの意向が強く反映された補強である。というのも、当時チャンピオンシップのピーターバラで指揮を執っていた息子のダレン・ファーガソンからの助言が獲得に動いた最大の理由だったのだ。
2012/13シーズン後半戦はローン移籍の形でクリスタル・パレスに残留していたザハは半年後にチームへと合流。ところがファーガソン監督は2012/13シーズン限りでチームを去っており、加入したタイミングで自らの獲得を進めていた人物の後ろ盾を失っていた。
これがザハからすると計算外の事態で、デイヴィッド・モイーズやルイ・ファン・ハール体制では監督の信頼を掴むことができず。トップチームではわずか4試合の出場に留まった。
2014/15シーズンに古巣クリスタル・パレスへと復帰を果たすと、プレミアリーグ屈指のドリブラーとして大ブレイク。皮肉にもマンチェスター・ユナイテッド戦では何度も脅威となった。