AFC U23アジアカップ サウジアラビア2026に臨んだサッカーU-23日本代表は、U-23中国代表との決勝戦を制し、連覇を果たした。U-21世代の活躍は、2年後のロサンゼルスオリンピック(ロス五輪)に向けて大きな希望を感じさせる。一方、世界に目を向けると、同世代にはすでに欧州のトップクラブで台頭している逸材も多い。今回は21歳以下の選手を対象に『Transfermarkt』の市場価値をランキング化し、紹介する。※各データは1月23日時点の『Transfermarkt』を参照。[2/5ページ]
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9位:レニー・ヨロ(フランス代表)
生年月日:2005年11月13日(20歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
最新市場価値:5500万ユーロ(約99億円)
2025/26リーグ戦成績:21試合0ゴール0アシスト
U-21世代の中でも屈指の存在感を放つディフェンダーが、フランス期待のセンターバックであるレニー・ヨロだ。
市場価値は2024年10月から約5500万ユーロ(約99億円)の高評価を維持し、堅実な守備とフィジカル、戦術理解の深さで今や世界でも注目される若手CBの一人となっている。
ヨロはフランスのサン=モーリス生まれ。地元クラブを経て、2017年に名門リールの下部組織へ加入。類稀なる身体能力と頭脳的なポジショニングで順調に頭角を現し、2022年5月に16歳6カ月でリーグ・アンデビューを飾った。
この若さでのトップデビューはクラブ史上でも突出した記録となっている。
リールでの活躍を受け、2024年夏にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が実現。移籍金は6000万ユーロ(約108億円)前後と伝えられ、18歳以下でのディフェンダーとしては歴代でも高額クラスの移籍となった。
これは複数の欧州強豪クラブの関心を退けての獲得であり、クラブ側の高い信頼と期待の表れでもある。
ユナイテッドでの初年度は序盤に負傷で出遅れたものの、リーグ戦を中心に出場機会を重ね、守備の安定感を示した。
対人戦での冷静かつ強烈な競り合い、空中戦の強さ、そしてラインコントロールの巧みさは、同世代の中でも群を抜いており、守備の基盤を築ける選手として評価されている。
ヨロのプレースタイルは現代的センターバックの理想型とも言える。
190cmの長身ながら機動力に優れ、前方へのフィード精度も高く、守備から攻撃へ繋げる起点にもなれる。また、読みの鋭さを生かしたインターセプトや、冷静なビルドアップ能力も備え、単なるタックル職人に留まらない万能型の守備者だ。
各世代別のフランス代表に主力として名を連ね、クラブと代表の両輪で経験値を積む。
守備の要としてこれからの国際舞台でどれだけ存在感を示すか、今後の成長が世界中のファンから熱く注目されている。

