
U-23アジアカップ、アピールに失敗した選手5選【写真:Getty Images】
サッカーU-23日本代表の大会連覇という最高の形で幕を閉じたAFC U23アジアカップ サウジアラビア2026(U-23アジア杯)。他を寄せ付けない圧倒的な強さを示し、新たなスター候補が鮮烈なインパクトを残した。一方で、期待を背負いながらも思うような結果を残せなかった選手たちがいたのも事実だ。今回は、アピールに失敗した選手をピックアップして紹介する。[3/5ページ]
——————————
FW:ンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(せお)

U-23アジアカップ日本代表のンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄【写真:Getty Images】
生年月日:2005年7月7日
所属クラブ:桐蔭横浜大
U23アジアカップ成績:6試合1得点0アシスト
桐蔭横浜大学に在学中のンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄は、一定の出場機会を与えられたにもかかわらず、今大会で十分なインパクトを残せたとは言い難い。
塩貝健人や後藤啓介といったヨーロッパでプレーするストライカーが不在だった今大会。道脇豊とともにセンターフォワードとして招集されたンワディケには、得点源としての役割が強く期待されていた。
しかし、大会を通して記録したゴールは、UAE戦で沈めたPKによる1点のみにとどまっている。
数字面はもちろん、それ以外のプレーでも苦戦を強いられていた印象が拭えない。
185cmの恵まれた体格を生かしたポストプレーや空中戦で優位に立てず、前線でボールを収められない時間帯も少なくなかった。
その結果、試合の流れの中で存在感を示せない場面も目立った。
守備面でも課題は残る。前線からのプレスにおいて、仕掛けるタイミングや強度にばらつきがあり、チーム全体の守備のスイッチを入れる役割を担い切れなかった。
攻守両面で戦術的なピースとして噛み合いきらず、最後まで明確な居場所を確立できなかった点は否めないだろう。
この世代には塩貝健人や後藤啓介ら屈指のストライカーがひしめいており、今後も激しい競争が続くことは間違いない。
その中で生き残っていくためには、フィジカルの使い方やプレーの安定感をさらに高めていく必要がある。
もっとも、スケールの大きさを感じさせるプレーを垣間見せたのも事実だ。
何かひとつきっかけを掴めば、このポジション争いに本格的に割って入る可能性も十分に秘めている。
今大会で得た経験を糧に、どこまで成長曲線を描けるか。今後の伸びしろに期待したい。