
レアル・マドリードで不振に終わった監督たち【写真:Getty Images】
現地時間11日にスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝が行われ、宿敵バルセロナ相手に2-3で敗れたレアル・マドリード。同クラブはその直後にシャビ・アロンソを電撃解任した。ロス・ブランコスの監督は常にタイトルが求められ、そのプレッシャーの大きさは想像に難くない。今回は、銀河系軍団を率いながらも、タイトルを勝ち取ることが出来ず、解任されてしまった監督たちをピックアップして紹介する。[4/5ページ]
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マヌエル・ペレグリーニ(チリ)

09/10シーズンに監督を務めたマヌエル・ペレグリーニ【写真:Getty Images】
生年月日:1953年5月16日
在任期間:2009年7月~2010年6月
通算成績: 48試合36勝5分7敗
チリ出身のマヌエル・ペレグリーニは、現役時代に国内リーグでDFとして活躍。選手を引退すると、指導者として国内リーグやチリ代表のアンダー世代で結果を残し、次第に評価されるようになっていった。
2004年にビジャレアルの指揮官に就任すると、ほぼ毎年欧州カップ出場圏内に入る安定した戦いで、ディエゴ・フォルランら数々のタレントを輩出。特に、07/08シーズンはクラブ史上最高位となるリーグ2位でシーズンを終え、大きな成功をつかみ取っている。
こうして、着実に監督としての地位を築いていったペレグリーニは、2009年にレアル・マドリードの監督となった。
同時期に会長職へと舞い戻ったフロレンティーノ・ペレスは、同監督に極上の選手たちを用意。カカ、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドと、ビッグネームを次々に獲得し、新たな銀河系軍団の構築に勤しんだ。
しかし、これは同時にペレグリーニにペレス会長からのプレッシャーが常にのしかかることを意味した。
シーズンが始まると、チームは連勝スタート。しかし、コパ・デル・レイ4回戦で、3部のアルコルコンに主要メンバーを揃えながら2戦合計で1-4と惨敗を喫するなど、ほころびは徐々に見え始めていた。
その後も、リーグでは順調に勝ち点を積み上げていくものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のベスト16では、リヨンに2戦合計1-2とあっけなく敗戦してしまう。
英紙『ガーディアン』によると、ペレグリーニはこのときペレスからリーグ優勝以外即解任という最後通牒を突きつけられている。
このシーズン、同氏率いるマドリーは当時クラブ史上最高となる勝ち点96を獲得。それでも、リーグ優勝は勝ち点99を積み上げたバルセロナに奪われ、同監督は解任されることとなってしまった。
リーグ戦でのエル・クラシコはバルセロナの2戦2勝。このカードで1勝でもしていれば違う未来があったかもしれない。
それだけに、勝負弱さに泣いたシーズンとなった。