サッカー選手の海外挑戦に年齢制限はない。近年は若くして世界へ飛び出す選手が増えている一方で、30代に入ってから初めて国外に活躍の場を求めた日本人選手も存在する。今回は、Jリーグで長年磨いてきた実力を携え、キャリア後半で「海外挑戦」という大きな決断を下した選手を紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は1月27日時点。[3/5ページ]
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DF:岡本拓也(おかもと・たくや)
生年月日:1992年6月18日(33歳)
所属元:湘南ベルマーレ
移籍先:パース・グローリー(オーストラリア)
移籍日:2025年1月16日(33歳)
昨季リーグ戦成績:10試合1ゴール0アシスト(大分トリニータ)
湘南ベルマーレの右サイドを長年支えてきた男も、30代で初めて海外への扉を開いた。
現在33歳の岡本拓也は、2010年に浦和レッズでプロデビュー。その後、V・ファーレン長崎、湘南ベルマーレへの期限付き移籍を経て、2019年に湘南へ完全移籍を果たした。
湘南には期限付き移籍期間を含めて9シーズンに渡って在籍し、2020年からはチームキャプテンを務めるなど中心選手として活躍。公式戦出場数は247試合を記録している。
そんな岡本は、昨年1月にパース・グローリー(オーストラリア)への完全移籍を発表。32歳での海外挑戦に驚きの声が集まった。
この決断について、岡本は湘南の公式サイトを通じて「この決断は簡単ではありませんでしたが、今環境を変えてチャレンジすることが成長に繋がると思い決めました」とコメント。長年在籍したクラブを離れ、海を渡る覚悟をにじませた。
新天地となったパース・グローリーでは公式戦7試合に出場したが、2025年6月に契約満了。初の海外挑戦は半年で幕を閉じた。
その後、フリーの身となっていた岡本だったが、昨年9月に大分トリニータへの加入が決定。守備力強化を図っていたチームにおいて、経験豊富な岡本は即戦力として期待に応え、加入後はリーグ戦全試合に先発出場した。
最終的に大分は昨季、リーグ16位でフィニッシュ。一時はJ3降格が濃厚とされていたなかで、残留を掴み取っている。

