
今冬の移籍金ランキング【写真:Getty Images】
今冬も欧州では移籍市場が開幕し、様々な選手たちの加入、退団が行われた。もちろん、それは日本人選手も例外ではなく、多くの選手がJリーグから海外挑戦、または海外クラブからのステップアップを果たしている。今回は、今冬移籍を果たした日本人選手を移籍金をもとにランキング形式で紹介する。※移籍金はデータサイト『transfermarkt』を参照[2/5ページ]
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4位:田中聡(たなか・さとし)

デュッセルドルフへと加入した田中聡【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月13日
移籍先のクラブ:サンフレッチェ広島→デュッセルドルフ(ドイツ)
今回の移籍金:90万ユーロ(約1億5300万円)
2025リーグ戦成績:28試合1ゴール1アシスト
田中聡は、2度目の海外挑戦を成功させることが出来るだろうか。
2020年に湘南ベルマーレの下部組織からトップチームへと昇格した田中は、2年目の2021シーズンにリーグ戦36試合出場を記録。すぐに湘南の中心選手となり、2023年冬にはコルトレイクへの期限付き移籍を果たしている。
しかし、この移籍は怪我などもあり、満足のいく結果は残せず、半年で湘南に復帰することとなった。
海外挑戦に失敗してしまったものの、田中の能力はJリーグではトップレベルだった。
2024シーズンは同33試合に出場し、5ゴール4アシストの好成績をマーク。持ち味である豊富な運動量を活かした守備に加え、攻撃能力においても成長を見せ、若手を代表するボランチに変貌を遂げている。
その年のシーズンオフにはサンフレッチェ広島へと加入。広島では度々負傷による離脱があったものの、出場すれば圧巻のパフォーマンスを披露し続け、昨季のJリーグベストイレブンに輝いている。
そんな田中は、この冬にデュッセルドルフへの移籍を決断。移籍を後押ししたのは、今夏行われるFIFAワールドカップ(W杯)の存在だろう。
A代表として1試合のみの出場に留まる田中にとって、W杯メンバーに滑り込むために、この先半年間でのアピールは必須。ドイツ2部リーグではあるものの、欧州の舞台でプレーすることを望んだと考えられる。
移籍当初、同クラブは降格圏ギリギリだったものの、田中の加入によりチーム成績が向上している。
田中自身も3試合で1アシストを記録し、好調を維持している。
ドイツ紙『ビルト』が同チーム出身の田中碧と比較し報じるなど、その注目度はかなり高いといえるだろう。