エールディヴィジ第21節、エクセルシオール対アヤックスの試合が現地時間1日に行われ、試合は2-2の引き分けに終わった。この試合で日本代表DF冨安健洋が484日ぶりに公式戦復帰を果たし、上々の評価を得ている。それ故に新たな問題が浮上したようだ。オランダメディア『NOS』が2日に報じている。
——————————
冨安健洋、今後は先発起用される可能性も
アヤックスを率いるフレッド・グリム監督は、カスパー・ドルベリ、ミカ・ゴッツ、ラヤネ・ブニダなどを先発起用。冨安はベンチスタートになった。
そして、2-2で迎えた80分、冨安はジョルシー・モキオとの交代で途中出場を果たす。
冨安にとっては、アーセナル在籍時の2024年10月のサウサンプトン戦以来となる公式戦出場だ。
この一戦では左サイドバックのポジションでプレーし、約10分間の間に積極的に攻撃に参加する場面を作り出している。
戦術によっては左サイドバックだけでなく、右サイドバックやセンターバックでもプレーする機会が増えるだろう。
今後半年間の活躍次第で、契約延長に向けた話し合いが行われる可能性もある。
しかし、同メディアは「冨安の復帰は、メリットばかりではない」と指摘した。
その理由として「右サイドバックにおけるプレースタイルの衝突が起きる。
アントン・ガーエイは周知の通り、右サイドに広がるスペースを最大限に活かすダイナミックな選手である。
そのスペースは、オスカー・グルーク、ブニダ、ステフェン・ベルハイスが、右ウイングとして内側や中盤に入り込むことで生み出される。
一方、冨安が最も力を発揮するのはインバーテッドウイングバックだ。
ボール保持時に中盤や内側に入り、ビルドアップを助ける役割を担うことになる。
したがって、グリム監督が冨安を右サイドバックで起用するなら、右ウイングにはタッチライン際に張って仕掛けるタイプの選手を置くのが理想的となる。
アヤックス加入が噂されるマヘル・カリソのような選手がその例だ」と説明し、冨安が主力となることで、他の選手も戦術的変更があると予想した。
そうなると、これまで出場機会を得ていたガーエイ、板倉滉、ヨシプ・シュタロをベンチに追いやる可能性があるようだ。
その結果、同メディアによると「冨安が先発起用されるようになれば、夏の財務面に影響を及ぼす」という。
ガーエイとシュタロはいずれも2028年夏まで契約を残し、アヤックスにとって高い資産価値を持つ。
それを踏まえ、同メディアは「冨安が右サイドバックとしてガーエイを、あるいはセンターバックとしてシュタロを押しのける形になれば、彼らの市場価値は下がりかねない。
ベンチに座ることは、移籍金の価値を高める材料にはならない。
特にシュタロは、アヤックスで出場機会を重ね、クロアチア代表としてワールドカップに出場できれば、さらに価値を上げる可能性があるが、控えに回ればそれも難しくなるだろう」と伝えている。
