
イングランドが生んだ「世界最高」の5人【写真:Getty Images】
サッカーの母国であるイングランドは、数多くの名選手を輩出している。その中でも1990年台後半から2000年代には「世界最高」と評価される選手達が数多く存在した。今回はイングランドが生んだ世界最高の選手についてフットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。[4/5ページ]
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MF:フランク・ランパード(イングランド代表/チェルシー)
生年月日:1978年6月20日(当時26歳)
2004/05シーズンリーグ戦成績:38試合13得点16アシスト
イングランド代表通算106試合29得点
イングランド代表主な出場大会: UEFA EURO2004、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会、2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会、2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会
スティーブン・ジェラードに加えて、もう一人のイングランドが生んだ世界最高のボックス・トゥ・ボックスと言われていたのがフランク・ランパードだ。
ウェストハム・ユナイテッド(イングランド)のアカデミーで育ち、2001/02シーズンにチェルシーへと移籍すると、驚異的とも言える活躍を披露した。
2002/03から2004/05シーズンにかけて3シーズン連続のリーグ戦全試合出場、2005/06から2009/10シーズンにかけては、5シーズン連続の公式戦20得点と異次元とも言えるパフォーマンスを続けた偉大な選手である。
基本データの対象としたのは、新任のジョゼ・モウリーニョ監督のもとでクラブの50年ぶりリーグ優勝に貢献し、FWA年間最優秀選手に選出された2004/05シーズンのものだ。
ランパードが、サッカー史に残る選手となった背景には、強靭な「フィジカル」がある。
欧州で最も過酷と言われるプレミアリーグで3年連続全試合出場、164試合連続出場という金字塔はスタミナと回復力、何より負傷しない体の強さがあってこそ実現したもの。
さらに、「テクニック」も90を超える高評価。中盤の選手ながら毎年得点ランク上位に位置するなど抜群のシュートセンスを持ち、創造的で「ドリブル」「パス」も秀逸。毎シーズン得点に加えて、アシストでも2桁を記録するなどチェルシーの攻撃において最も重要な存在だった。
近年、世界トップクラスの選手が集まるチェルシーにおいて、クラブの歴代最多得点記録を維持している。
何よりもそのプレーには知性もあり、広い視野で試合を支配する「IQ」でも88と高い数値に。
そして、最愛の母の訃報など困難な状況でも高いパフォーマンスを維持し、多国籍で個性的な選手がそろうチェルシーを長くまとめ上げるなど「メンタル」でも90を超える数値を記録した。
スポーツ選手を評価する基準に「記録に残る選手」と「記憶に残る選手」というものがある。
ランパードは、そのどちらも併せ持つ「記録にも記憶にも残る選手」といえるだろう。
