
かつてW杯本戦で出場が「0」に終わったサッカー日本代表選手たち【写真:Getty Images】
今年の6月に開催が迫った2026 FIFAワールドカップ(W杯)。フランスW杯以来8大会連続出場を決めているサッカー日本代表は、これまでの最高成績であるベスト16の壁を越えるべく準備を進めている。過去の躍進の影には様々なヒーローの存在があるが、本戦のメンバーに選ばれながらも出場機会「0」に終わった選手もいる。今回は、W杯で出番がなかったフィールドプレーヤー5人を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照[3/5ページ]
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DF:植田直通

E-1選手権で活躍する植田直通【写真:Getty Images】
生年月日:1994年10月24日
大会:ロシアW杯
当時の所属チーム:鹿島アントラーズ
激しいフィジカルコンタクトを厭わない植田直通は、“常勝軍団”鹿島アントラーズの歴史においても異彩を放っている。
各世代別日本代表にも名を連ねてきた植田は10代の頃からその将来を嘱望され、プロ入り2年目の2014シーズンには経験と強度の両方が重要視される鹿島の最終ラインでJ1デビューを果たした。
主力に定着した2016年には、FIFAクラブワールドカップでレアル・マドリードと対戦。クリスティアーノ・ロナウドとのマッチアップも経験し、世界トップレベルと競り合いで強さを見せた。
サッカー日本代表においては、2015年のAFCアジアカップで招集されるも、ピッチに立つのは2017年12月まで待たなければならなかった。
同月12日、中国代表戦でA代表デビューを果たすと、続く韓国代表戦でもスタメン起用。最終結果は韓国代表に次ぐ2位に終わったが、植田は空中戦やプレッシングの速さなど自身のストロングを見せていた。
その約半年後に開催された2018 FIFAワールドカップでもメンバー入りを果たしたが、ラウンド16のベルギー代表戦も含めて1試合も出番がなかった。
直後には雪辱のためにベルギー1部のサークル・ブルッヘに完全移籍。加入直後の2018/19シーズンは公式戦27試合に出場し、まずまずの活躍を見せた。
しかしフランスのニームに渡ってからは2021/22シーズンを除き出番が限定的で、2023年1月に鹿島へ復帰。コンディションを取り戻した。
日本代表からも離れていたが、2025年7月のE-1選手権で約3年4カ月ぶりに復帰。国内組だけで構成されたチームを引っ張るベテランとして存在感を放った。
2025シーズンは鹿島のJ1優勝にも大きく貢献し、改めてそのクオリティと実力の高さを証明した。