
大怪我を負うもギリギリでW杯に間に合ったサッカー日本代表の5人【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)2026開幕を前に、サッカー日本代表に怪我人が続出している。南野拓実は大怪我で本大会出場が絶望的で、直近では遠藤航が負傷し長期離脱の恐れが出ている。しかし、W杯行きを諦めるのはまだ早い。過去にはW杯直前に大怪我を負いながらも、執念で大舞台に臨んだ選手もいる。今回はその例を見ていこう。[1/5ページ]
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DF:板倉滉(いたくら・こう)

2022年W杯の板倉滉【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月27日
怪我:左膝内側側副靭帯部分断裂
離脱期間:2022年9月~11月
カタールW杯成績:3試合0ゴール1アシスト
4年前のカタールワールドカップ(W杯)直前にも、サッカー日本代表にアクシデントがあった。
2022年9月、当時ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)でプレーしていた板倉滉は、トレーニング中に負傷。のちに左膝内側側副靭帯部分断裂と診断され、長期離脱が決まった。
この時点でカタールW杯開幕まで残り約2ヵ月。怪我の重さからも、本大会出場が難しいとの見方もあった。当時の板倉はディフェンスラインに欠かせない存在であり、不安は大きかった。
しかし、森保一監督は、まだ完治できるかわからない状況の板倉をW杯メンバーに選出。離脱中の選手を呼ぶのは異例であり、当時は驚きをもって報じられていた。
結果は大成功だった。
板倉は森保監督の期待に応えるように、11月のリーグ戦で戦線復帰。W杯直前に行われたカナダ代表との親善試合でも出場し、コンディションを上げていく中で本大会へと挑んでいる。
運命の初戦。板倉はフル出場を果たした。実に3ヵ月ぶりのことだったが、そのブランクを感じさせない圧倒的なパフォーマンスを披露し、ドイツ相手の大金星に大きく貢献した。
続くコスタリカ戦、スペイン戦でもフル出場した板倉は、ベスト16進出の立役者に。ラウンド16のクロアチア代表戦は残念ながら累積警告のため出場できなかったが、大怪我を乗り越え、大舞台で日本の歴史を変えた板倉の姿は、多くの人に勇気を与えた。