
大怪我を負うもギリギリでW杯に間に合ったサッカー日本代表の5人【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)2026開幕を前に、サッカー日本代表に怪我人が続出している。南野拓実は大怪我で本大会出場が絶望的で、直近では遠藤航が負傷し長期離脱の恐れが出ている。しかし、W杯行きを諦めるのはまだ早い。過去にはW杯直前に大怪我を負いながらも、執念で大舞台に臨んだ選手もいる。今回はその例を見ていこう。[3/5ページ]
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DF:宮本恒靖(みやもと・つねやす)

2002年W杯の日本代表DF宮本恒靖【写真:Getty Images】
生年月日:1977年2月7日
怪我:鼻骨骨折
離脱期間:2002年5月~2002年6月
日韓W杯成績:4試合0ゴール0アシスト
デビッド・ベッカムの「ベッカムヘアー」、怪物ロナウドの「大五郎カット」。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)は、選手の見た目が大きな話題になる大会でもあった。
サッカー日本代表も例外ではない。戸田和幸の赤いモヒカンヘアーは強烈なインパクトだった。
そして日本代表からはもう一人、宮本恒靖もその見た目で話題を呼んでいる。本人としては不本意な形ではあるが…。
トルシエジャパンの中心的存在だった宮本は、日韓W杯メンバーに順当に選出された。しかし、本大会直前に悲劇が起きる。
大学生との練習試合中に、相手選手と競り合いの際に肘打ちを受けた宮本は、鼻骨を骨折。本大会開幕6日前のことである。全治は1ヵ月とされ、自身初のW杯出場が危ぶまれていた。
しかし、チームは迅速な対応を行い、すぐに宮本のフェイスガードを作成。そのおかげで、鉄壁DFは戦列を離れることなく、日本代表の一員としてW杯に臨むことができた。
宮本は、初戦のベルギー代表戦こそ途中出場だったが、後の3試合はすべてフル出場。慣れないフェイスガードを着用し、視野もいつも以上に狭まる中でのプレーだったが、日本史上初のW杯ベスト16に大きく貢献して見せた。
フェイスガードを着用した宮本の姿は「バットマン」と称され、日韓大会のハイライトとなっている。