かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『Transfermarkt』を参照。データは2月14日時点。[3/5ページ]
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3位:久保建英(くぼ・たけふさ)
生年月日:2001年6月4日
推定年俸:521万ユーロ(約9億3780万円)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
25/26リーグ戦成績:18試合2ゴール3アシスト
スペインのレアル・ソシエダで4シーズン目を戦う久保建英は、年俸521万ユーロ(約9億3,780万円)を受け取っており、チーム内で3位の高額年俸だ。
欧州5大リーグでプレーする日本人選手としては、3番目の高水準を維持している。
しかし、在籍4シーズン目を迎えた今シーズンは、クラブ全体がかつてない激動の渦中にある。
長年チームを率いたイマノル・アルグアシルが去り、今夏からセルヒオ・フランシスコ体制でシーズンをスタートさせたが、チームは下位に低迷する。
久保はバレンシアと対戦した開幕戦でゴールを決めて好スタートを切ったものの、チームの調子は上がらず、久保がチャンスに絡む機会も少なかった。
降格圏と勝ち点1差の15位に沈んだ12月中旬、クラブはフランシスコ監督の解任を決断し、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督が就任した。
久保は新体制で攻撃の核となり、初陣の第17節レバンテ戦で今シーズン2点目を挙げ、さらにその後2試合連続でアシストを記録した。
しかし、久保は1月18日のバルセロナ戦で左ハムストリングを痛めて、負傷離脱を余儀なくされた。当初は数週間で復帰が見込まれていたものの、回復に時間が掛かっている。
皮肉にも久保不在の間にチームは調子を取り戻して8位まで浮上。一部では「久保不在の方が組織的」との声も上がる。
新体制で生まれ変わったソシエダをさらなる高みへ導き、万全の状態でFIFAワールドカップへ挑めるか。
天才レフティーの真価が問われる勝負は、春に始まりそうだ。

