かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『Transfermarkt』を参照。データは2月14日時点。[3/5ページ]
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8位:鈴木唯人(すずき・ゆいと)
生年月日:2001年10月25日
推定年俸:321万ユーロ(約5億7780万円)
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:16試合3ゴール3アシスト
鈴木唯人は昨年夏に加入したドイツのフライブルクで推定321万ユーロ(約5億7780万円)の年俸を受け取っている。
欧州5大リーグの日本人選手の中では、8番目に高い金額だ。
2023年夏に加入したデンマークのブレンビーIFで活躍し、ドイツへのステップアップを果たした鈴木。この移籍で年俸は15万ユーロ(約2700万円)から20倍以上になったとされる。
シーズン序盤は、懐疑的な見方もあった。
鈴木はブンデスリーガで開幕から2試合続けて先発したが、決定機でのシュートミスや簡単なボールロストなどで好印象を残せず、チームも連敗。その後、4試合連続で出番なしと苦境に立たされた。
それでも、その後の巻き返しは鮮やかだった。
第10節マインツ戦、第11節バイエルン・ミュンヘン戦で連続ゴールを決め、チーム内での地位を確立した。
データサイト『sofa score』が示す鈴木のドリブル成功率は57%。勇猛果敢に仕掛ける姿勢はチームメイトの信頼を勝ち取り、今や「個」で打開したい局面でパスが集まる存在となった。
その反面、決定力不足は明確な課題として残っている。
同じく『sofa score』によれば、決定機を逸した回数はチームトップタイの4回。チャンスに顔を出していることは確かなだけに、さらなる決定率の向上が「真の主役」への条件となる。
それでも、鈴木が新天地に見事フィットしたことは確かで、フライブルクも魅力的なサッカーを展開している。
鈴木はチームをけん引して自信をつけ、FIFAワールドカップ(W杯)メンバー入りをアピールしたいところだ。

