かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『Transfermarkt』を参照。データは2月14日時点。[3/5ページ]
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18位:塩貝健人(しおがい・けんと)
生年月日:2005年3月26日
推定年俸:75万ユーロ(約1億3500万円)
所属クラブ:ヴォルフスブルク(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:12試合7ゴール0アシスト(NEC)、4試合0ゴール0アシスト(ヴォルフスブルク)
塩貝健人は、今年1月の移籍市場でオランダのNECからドイツのヴォルフスブルクに加入した。
この移籍で年俸は7万ユーロ(約1260万円)から75万ユーロ(約1億3500万円)に急上昇した。
塩貝は、2024年8月にNECに加入。オランダリーグ1年目は25試合出場で4ゴール1アシストという結果だった。
2年目の今シーズンは、リーグ戦12試合で7ゴール。先発出場は1度のみだったが、“スーパーサブ”として抜群の決定力を示したことで注目を集め、ヴォルフスブルクが契約解除金のほぼ満額となる950万ユーロ(約17億1000万円)の移籍金を投じて獲得した。
塩貝は、ヴォルフスブルクですでに4試合に出場しているが、まだ得点はない。
RBライプツィヒ戦で左ウイングを任されたように、本職の最前線でプレーする機会が少なく、ゴールに近い位置でボールを触ることが減っている。
ライプツィヒ戦では、相手の主力である19歳のヤン・ディオマンテのマークを任されたが、ことごとくかわされ、60分で途中交代。現地メディアから守備を酷評され、ドイツでのスタートは厳しいものとなっている。
それでも、塩貝にとっては、最前線の選手が1列下がって守備を学ぶことは、一種の「成長痛」と言ってもいいだろう。
ヴォルフスブルクは塩貝の獲得に大金を投じ、今後さらに価値を高めていくことに自信を持っていることがうかがえる。
塩貝も不慣れな守備を懸命にこなそうという気持ちが前面に出ており、与えられた仕事に対して意欲的だ。
とはいえ、チームが15位に低迷する中で、若手に与えられる猶予は決して長くはないだろう。
一瞬の隙をついて、本来の「牙」を早く披露し、周囲の信頼をつかみたいところだ。

