サッカー史に残る名選手であるリオネル・メッシのように小柄なウインガーはしばしば「○○のメッシ」と喩えられてきた。しかし、その才能が完全に開花することなく、世界の舞台から姿を消した選手も少なくない。今回は「○○のメッシ」と呼ばれた“消えた才能”を紹介する。[5/5ページ]
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FW:松村亮(まつむら・りょう)

神戸のメッシと呼ばれた松村亮【写真:Getty Images】
生年月日:1994年6月15日(31歳)
現所属:バヤンガラFC(インドネシア)
25/26リーグ戦成績:2試合0ゴール2アシスト
松村亮は、ヴィッセル神戸の育成組織で将来を嘱望された才能だった。
身長166cmと小柄ながら、抜群の技術から繰り出されるタッチ数の多いドリブルで相手の守備を切り裂くことができるドリブラーで、「神戸のリオネル・メッシ」と呼ばれ、サッカーU-17日本代表にも招集された。
2012年5月にヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)の清水エスパルス戦に出場し、17歳11ヶ月でトップチームデビューを果たすと、2014年には2013シーズン限りで現役を引退した吉田孝行が付けていた背番号17を継承。
神戸の新たな中心選手となることが期待された。
しかし、レギュラー定着に苦しみ、その後は期限付き移籍で当時J2の栃木SC、徳島ヴォルティスでプレーするもインパクトを残せず、2017シーズン終了をもって神戸と契約満了。
Jリーグ合同トライアウトを経てJ3のAC長野パルセイロでプレーするも、1年で契約満了となった。
それでも松村は諦めず、環境を変え、新天地で再び輝きを放った。
2019年にタイ2部リーグのラヨーンFCに加入して1シーズンで10得点を記録すると、その後チェンマイFCに移籍。2020/21シーズンは34試合出場で16得点8アシストを記録し、同国1部のパトゥム・ユナイテッドに加入した。
その後、松村はインドネシアに活躍の舞台を移し、現在はバヤンガラFCに所属している。
【著者プロフィール:編集部】
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