
ワールドカップで復活した5人のスーパースター【写真:Getty Images】
これまでFIFAワールドカップ(W杯)では数々のスーパースターがプレーした。その中には、直前まで怪我を負って万全な状態ではなかった選手たちの「復活劇」という奇跡の物語も生まれている。今回は、怪我からW杯で復活した5人のスーパースターを紹介する。[5/5ページ]
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FW:ロベルト・バッジョ(元イタリア代表)

イタリア代表FWロベルト・バッジョ【写真:Getty Images】
生年月日:1967年2月18日
怪我明けで出場したW杯:1994年大会
1994年大会成績:7試合5得点0アシスト
イタリアを象徴する“ファンタジスタ”であるロベルト・バッジョは、1994年のFIFAワールドカップ(W杯)アメリカ大会の決勝戦にて、キャリアの中で最悪の瞬間を味わった。
ブラジル代表との決戦はスコアレスのまま120分が終了。W杯の決勝では史上初となるPK戦までもつれ、5人目のキッカーを任されたバッジョのキックが、クロスバーのはるか上を通過して試合が終了した。
イタリア代表は失意の準優勝に終わったが、アメリカW杯はバッジョが主人公の大会だった。
稀代のスーパースターは前年にバロンドールを受賞していたことから期待値が高かった。しかし、度重なる怪我の影響もあって本調子ではなかった。
実際にグループリーグの3試合では1ゴールにも絡むことができていない。
それでもラウンド16のナイジェリア代表戦で2ゴールの活躍を披露すると、準々決勝のスペイン代表戦、準決勝のブルガリア代表戦の3試合連続ゴールを記録。
コンディションが万全ではなかった中でも、バロンドーラーの意地を披露した。
しかし、満身創痍だったバッジョの身体は決勝で我慢の限界を迎え、普段のコンディションでは有り得ない形でのPK失敗となった。
後に自叙伝で語った「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけだ」という言葉は、サッカー史に残る名言として後世に語り継がれている。
【著者プロフィール:編集部】
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