UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)プレーオフ2ndレグが現地時間24日に行われ、ノルウェー1部のFKボデ/グリムトは敵地に乗り込んでインテルと対戦した。2-1で勝利を収め、2戦合計5-2で決勝トーナメント進出を決めている。その強さの秘密は、ビッグクラブにも引けを取らない強力なカウンターアタックにあると、英紙『ガーディアン』が25日に分析している。
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インテル、戦力差では圧倒的に上回るが…
単純に戦力差を比較すれば、ボデが勝つとは誰も想像しなかっただろう。
現在セリエA首位のインテルは、ボデと対戦するまで公式戦6連勝と絶好調。
移籍情報サイト『トランスファーマーケット』によると、インテルのチーム総額が6億6600万ユーロ(約1200億円)に対し、ボデはわずか5700万ユーロ(約100億円)ほどしかない。
インテルは何年にも渡ってトップリーグに君臨する強豪だが、ボデは約10年前までノルウェー2部にいたクラブである。
そして、今回がCL初出場であり、欧州最高峰の舞台でビッグクラブと対戦するのも初めてだった。
普段は約8200人収容のアスプミラ・スタディオンを本拠地としており、約8万人規模のスタジアム(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)を目にした時には度肝を抜かれたかもしれない。
しかし、インテルと戦う前にアトレティコ・マドリードのスタジアム(エスタディオ・メトロポリターノ)を経験していたことで、それほど動揺しなかった可能性もある。
いずれにしてもマンチェスター・シティ、アトレティコといった強敵に勝ち続けてきたことで、自分たちのサッカーに手応えを感じていたことが、インテル戦で勝利を収めた大きな要因と言えそうだ。
ボデは4-3-3の布陣でインテル戦に臨んだが、ひたすら相手の猛攻に耐え、一瞬の隙を狙うカウンターに徹した。
実際、インテルはボール保持率70.5%と圧倒し、合計30本のシュートを放つなど完全に試合の主導権を握っていた。
ボデのGKニキータ・ハイキンを中心に守備陣が踏ん張り、ゴールが必要な状況のインテルを焦らせ、ミスを誘っている。
それが1点目に繋がり、ショートカウンターも効いて2点目を奪うことにも成功した。
それを踏まえ、同紙は「彼らのカウンターアタックは、欧州屈指の破壊力を誇ると言っていい。
相手が誰であろうと、揺るがぬ信念を持ってプレーする。
そのため、インテルが最後の犠牲者とは限らないだろう。
欧州エリート層の格差がかつてなく拡大している今、ボデの成功は未来への一筋の光だ。
資金が多くのものを決めるのは確かだが、すべてではない。少なくとも、いつもではない。
時にはダビデがゴリアテを2戦合計5-2で打ち破ることもある。
CLには、こうした物語が必要だった」と伝えている。
