フットボールチャンネル

「W杯やオリンピックもそうですけど」なでしこジャパン主将の長谷川唯がアジアカップ制覇へ鍵に挙げたポイント「優勝を最低限の目標として」

text by 竹中愛美 photo by Getty Images

なでしこジャパンMF長谷川唯

なでしこジャパンの長谷川唯【写真:Getty Images】



 FIFA女子ワールドカップ2026(W杯)の出場権がかかったAFC女子アジアカップがきょう3月1日、オーストラリアで開幕する。4日の初戦、チャイニーズ・タイペイ戦を前に、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のキャプテン・長谷川唯がオンライン取材に応じ、意気込みを語った。
——————————

4年前と比べて海外組が増えた今のなでしこジャパンに長谷川唯が思うこと

「自分自身のコンディションはいつも通りというか、シーズン中でしっかり毎試合出ている状態で来ているので、すごく調子は良いかなと思います」

 イングランドのウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のマンチェスター・シティWFCに所属する長谷川唯は、現在首位を走るチームの主力として勝利に貢献している。

 長距離移動や開催地・オーストラリアの暑さなど、負担も心配されるが、「移動が長くて気候も違う中でもみんながほとんど、この1日、2日でできている」と順応してきているようで、長谷川はアジアカップで鍵になってくるポイントを以下のように挙げた。

「ローテーションがすごく大事になってくるかなと思っていて、それはアジアカップだけではなくて、W杯やオリンピックもそうですけど、スタメンだけではなくて、後から入ってくる選手の力はすごく大事だなと思います。

 もちろん、普段から試合に出る時間が長い選手がいたりしますけど、26人全員がしっかり良い準備をして戦うことが大事かなと思います」

 アジアカップは初戦から決勝まで6試合を戦うが、グループステージは中2日の過密日程であることからも、選手の起用方法は重要になってくるだろう。

 今大会に選ばれている選手26人のうち、海外組は22人。前回大会では23人中6人が海外組だったが、この4年で一気に海外移籍をする選手が増え、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)のような舞台でも実際に活躍している。



「UWCLで感じたのは、UWCLだけがレベルが高いわけじゃなくて、いろんな国のチームが出る中でイングランドのリーグの方がレベルが高いと感じることも多いので、海外の主要リーグでやっている選手はスタンダードを感じることができていると思う。

 自分も代表合宿を20歳のときから今まで参加している中で強度は今が1番高いんじゃないかなとも感じている。そこは意識というよりは本当に自然と上がっていっている部分もあるので、上を目指すにはすごく良い環境にみんなが身を置いているなと感じています」

 谷川萌々子はドイツの名門、バイエルン・ミュンヘン・フラウエンに所属し、UWCLで活躍している日本人選手のひとりだが、「日本人っぽくないというか、良い意味ですごくスケールの大きいプレーが彼女の特徴だと思いますし、一発で試合を変える力があるなと思うので、すごく日本にとって武器になるんじゃないかなとは思います」と彼女の印象を語った。

 アジアカップは、来年にブラジルで開催されるFIFA女子ワールドカップ2027の出場権がかかった重要な大会だが、長谷川に気負いはない。

「自分たちが勝たなければいけない状況は前回と同じだと思うんですけど、それをすごくプレッシャーに感じる必要はない。前回大会よりも個人で打開できる選手も多いと思いますし、対人のところで守備の部分で上回れる選手も多いので、優勝を最低限の目標として持ってやるべき大会なのかなとは思っています」

 2大会ぶり3度目の優勝と、W杯10大会連続出場を目指す戦いがいよいよはじまる。

(取材・文:竹中愛美)

【関連記事】
なでしこジャパン チャイニーズ・タイペイ戦の試合日程は? テレビ放送予定・配信予定・キックオフ時間・対戦相手一覧
なでしこジャパン、AFC女子アジアカップの予想スタメン&フォーメーション。3度目の優勝へ向けてベストメンバーを考察
【グループリーグ順位表】AFC女子アジアカップ オーストラリア2026 組み合わせ一覧


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!