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前代未聞…。W杯出場を辞退した国5選。イラン代表はどうなる? 様々な理由とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FIFAワールドカップ(W杯)のトロフィー
前代未聞…。W杯出場を辞退した国5選【写真:Getty Images】



 2026 FIFAワールドカップ(W杯)は、アメリカ合衆国、メキシコ、カナダが共同で開催する。だが、出場権を獲得しているイラン代表は、現在、開催国の一つであるアメリカとの間で軍事的な緊張が急激に高まっており、大会参加を見送る可能性が浮上している。サッカーを愛する人の夢の舞台「W杯」。過去に出場権を得ながらも辞退という苦渋の決断に至った背景とその理由を紹介する。[1/5ページ]
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スコットランド代表

2025年11月、W杯予選で勝利し喜ぶスコットランド代表のリンドン・ダイクス
スコットランド代表のリンドン・ダイクス【写真:Getty Images】



辞退したワールドカップ:1950 FIFAワールドカップ(ブラジル大会)
最新FIFAランキング:38位

 スコットランド代表は、1950 FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会で出場権を得ながら参加を辞退した過去を持つ。

 サッカーの母国を自負するイギリスにおいて、スコットランドサッカー協会(SFA)は1873年に設立された。

 アマチュア選手の規定を巡るFIFAとの対立により、長らく国際舞台への参画は制限されていたが、1946年にイギリス各協会はFIFA復帰を果たした。



 1950年大会の予選を兼ねた1949/50ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップにおいて、上位2チームにW杯出場権が与えられる特例が設けられた。

 しかし、SFAは「優勝チームとしてでなければ参加しない」と事前に宣言。スコットランドは最終戦でイングランド代表に敗れて2位に終わった。

 スコットランド代表の選手たちに加えて、イングランドの選手らが翻意を促したとされるが、SFA側は自らの宣言を曲げず、不参加を決定した。

 続く1954年スイス大会では登録枠22人に対し、わずか13人の選手しか派遣しない不備もあり、ウルグアイ代表に0-7で惨敗するなど、W杯に対する準備不足を露呈した。

 1998年フランス大会まで計8回のW杯出場を誇るが、UEFA欧州選手権(ユーロ)を含め、いずれもグループステージ敗退に終わっている。

 しかし、近年は復活の兆しが顕著だ。

 2026 W杯の予選を突破し、28年ぶり9回目となる本大会出場を確定させた。長きにわたる低迷期を経て、北米の地で史上初の決勝トーナメント進出を狙う。

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