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前代未聞…。W杯出場を辞退した国5選。イラン代表はどうなる? 様々な理由とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
FIFAワールドカップ(W杯)のトロフィー
前代未聞…。W杯出場を辞退した国5選【写真:Getty Images】



 2026 FIFAワールドカップ(W杯)は、アメリカ合衆国、メキシコ、カナダが共同で開催する。だが、出場権を獲得しているイラン代表は、現在、開催国の一つであるアメリカとの間で軍事的な緊張が急激に高まっており、大会参加を見送る可能性が浮上している。サッカーを愛する人の夢の舞台「W杯」。過去に出場権を得ながらも辞退という苦渋の決断に至った背景とその理由を紹介する。[2/5ページ]
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フランス代表

2018年W杯決勝、優勝トロフィーを掲げて祝うフランス代表のオリヴィエ・ジルー
2018年W杯決勝、優勝トロフィーを掲げて祝うフランス代表のオリヴィエ・ジルー【写真:Getty Images】



辞退したワールドカップ:1950 FIFAワールドカップ(ブラジル大会)
最新FIFAランキング:3位

 フランス代表は、1950 FIFAワールドカップ(W杯)・ブラジル大会の予選でユーゴスラビア代表に敗れ、出場権獲得を逃した。

 その後、他国の辞退に伴い国際サッカー連盟(FIFA)から招待を受ける形で追加選出され、いったんは参加を表明。しかし、最終的にフランスはブラジルへの渡航を拒否した。

 辞退の最大の要因として語り継がれているのは、移動行程の過酷さだ。



 当時、グループ4に組み込まれたフランスは、わずか4日間で3500kmを移動する過密日程を強いられる予定だった。

 フランス側はこれを陸路での移動と誤認し、肉体的な負担が許容範囲を超えると判断したとされる。

 だが、この決定の裏には経済的困窮も深く関わっていたという。

 当時のフランスは第二次世界大戦後の復興期にあり、ブラジルでの長期滞在費を捻出することが困難であった。

 加えて、大会直前のテストマッチでの不振から「勝ち進む見込みがない遠征に多額の予算を投じるべきではない」という現実的な世論が、最終的な辞退を後押ししたと言われている。

 当時の代表チームを象徴する存在が、左サイドバックのロジェ・マルシェである。豊富な運動量から「アルデンヌのイノシシ」の異名をとったマルシェは、当時の代表史上最多となる通算63試合出場を記録した。

 彼の35歳287日という最年長得点記録は、2022年にオリヴィエ・ジルー(現リール)によって更新されるまで、半世紀以上にわたりフランスサッカー界の金字塔として君臨し続けた。

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