欧州サッカーはシーズン終盤となり、夏の移籍市場の開幕が近づいている。財政問題に苦しむスペインの強豪バルセロナは、今夏も新戦力の補強を進める一方で、既存戦力の売却にも取り組まなければならない。そのため、これまで主力として活躍してきた選手であっても立場が安泰とは言えない状況にある。そこで今回は、バルセロナで去就が不透明となっている選手を紹介する。※情報は2026年3月13日時点。スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照[4/5ページ]
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FW:フェラン・トーレス
生年月日:2000年2月29日(26歳)
今季リーグ成績:25試合12ゴール1アシスト
フェラン・トーレスは売却すべきか、それとも残留させるべきか。バルセロナのファンの間では、背番号7の去就を巡る議論が毎年のように続いている。
26歳のアタッカーは今季ここまで公式戦38試合に出場。昨季まではロベルト・レヴァンドフスキの控えという立場だったが、今季はその序列が逆転した。
ハンジ・フリック監督のファーストチョイスとなり、チーム最多となる16ゴールを記録している。
2021年冬に加入して以降、バルセロナでは決定力不足に苦しみ、殻を破れずにいた。しかしフリック体制下では成長を示しており、今季のパフォーマンスを見る限り、成績面で放出候補に挙がることは無いだろう。
それでもなお売却の噂が絶えない背景には、クラブが新たな9番の獲得を目指している事情がある。
今年2月には『SPORT』が、クラブがトーレスの売却を検討している可能性を報じた。バルセロナは新たなストライカーの獲得を目指しており、そのバックアッパーとしてトーレスを残すかどうかが議論されているという。
同様に今夏契約満了となるレヴァンドフスキも去就が不透明となっており、実質的にはトーレスとレヴァンドフスキのどちらをチームに残留させるかという判断になっているとみられる。
トーレスの現行契約は2027年夏までとなっており、今夏は契約残り1年となる重要なタイミングだ。契約を延長せず適正価格で売却するならば、今夏が最後のチャンスとなる可能性もある。

