プロサッカー選手への道は、選ばれし者だけが踏み入れられる狭き門だ。その険しい世界で兄弟そろってJリーガーになるだけでも特別だが、中には姉や妹が女子サッカーのトップリーグで活躍するケースもある。今回は、男子と女子それぞれのプロ舞台で存在感を放つ、日本の“すごい兄妹・姉弟サッカー選手”を5組ピックアップして紹介する。[2/5ページ]
呉屋大翔&呉屋絵理子(ごや・ひろと/えりこ)
兄:大翔(32歳)、妹:絵理子(29歳)
所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉/サンフレッチェ広島レジーナ
呉屋大翔・絵里子兄妹は、どちらも苦労人だ。
現在ジェフユナイテッド千葉に所属する呉屋大翔は、ヴィッセル神戸ジュニアユース、流通経済大柏高校と渡り歩くもなかなか芽が出ず、関西学院大学へと進学する。
ただ、同校入学直後に覚醒し、個人で3年連続リーグ得点王に輝くと、2015年にはチームをシーズン4冠に導いた。
こうして大学ナンバーワンFWの称号を手に入れた同選手は、卒業後にガンバ大阪への加入を決断している。
プロでは、2019年のV・ファーレン長崎時代に記録した22ゴール(J2)がキャリアハイとなっている。昨季は、2023シーズンから所属する千葉で同6ゴールを記録しクラブのJ1昇格に貢献。今季は久しぶりにトップカテゴリーで戦うこととなった。
そんな大翔の妹・絵里子はサンフレッチェ広島レジーナ所属の29歳。大阪桐蔭高校から吉備国際大学へと進学した同選手は、女子サッカー部であるFC吉備国際大学CharmeでFWからDFへとコンバートしたことでその才能が花開いた。
大学がサッカー人生の転機となった点は、兄妹に共通している部分といえるだろう。
大学卒業後は、岡山湯郷Belle、愛媛FCレディースでプレー。2021年にWEリーグが新設されると、広島レジーナへと完全移籍し、今季で6年目を迎えている。現在は大怪我からの復帰を目指しているところだ。

