プロサッカー選手への道は、選ばれし者だけが踏み入れられる狭き門だ。その険しい世界で兄弟そろってJリーガーになるだけでも特別だが、中には姉や妹が女子サッカーのトップリーグで活躍するケースもある。今回は、男子と女子それぞれのプロ舞台で存在感を放つ、日本の“すごい兄妹・姉弟サッカー選手”を5組ピックアップして紹介する。[3/5ページ]
山口千尋&山口卓己(やまぐち・ちひろ/たくみ)
姉:千尋(29歳)、弟:卓己(25歳)
所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉レディース/大分トリニータ
現在ジェフユナイテッド千葉レディースでプレーしている山口千尋は、女子サッカーの名門でもある神村学園中に入学。高校2年次には全日本高等学校女子サッカー選手権大会に出場し、大会準優勝の原動力となっている。
高校卒業後は姫路獨協大学へと進学し、在学中に3度ユニバーシアード日本女子代表に選出。2017年には大会準優勝に貢献し、実力を常に示してきた。
その後、シニアの道へ進んだ千尋は愛媛FCレディースへと加入。中盤のポジションのレギュラーとして、なでしこリーグ2部で18試合の出場で6ゴールを記録し、同リーグの新人賞を受賞している。
その勢いのまま、千尋は2021年にサンフレッチェ広島レジーナへと移籍。しかし、この移籍は結果的に失敗に終わり、わずか2シーズンで退団。2023年からは千葉で心機一転、レギュラーとして活躍している。
その千尋から4歳下の山口卓己は、大分高校で全国高校サッカー選手権にも出場。同校を卒業すると鹿屋体育大学へと進学し、1年次から試合に出場してきた。
その努力は実を結び、4年次に鹿児島ユナイテッドFCの強化指定選手に。そのまま同クラブへの加入が内定し、はれてプロサッカー選手のひとりとなった。
2023シーズンからはボランチのレギュラーとなり、昨季はJ3ながらリーグ戦34試合6ゴール7アシストの好成績を残した。
今季からは大分トリニータへと移籍している。

