プロサッカー選手への道は、選ばれし者だけが踏み入れられる狭き門だ。その険しい世界で兄弟そろってJリーガーになるだけでも特別だが、中には姉や妹が女子サッカーのトップリーグで活躍するケースもある。今回は、男子と女子それぞれのプロ舞台で存在感を放つ、日本の“すごい兄妹・姉弟サッカー選手”を5組ピックアップして紹介する。[4/5ページ]
小林成豪&小林里歌子(こばやし・せいごう/りかこ)
兄:成豪(32歳)、妹:里歌子(28歳)
所属クラブ:レノファ山口FC/日テレ・東京ヴェルディベレーザ
ヴィッセル神戸のアカデミー出身の小林成豪は、関西学院大を経て2016年に古巣の神戸でプロデビューを果たした。
しかし、スタメン奪取とまではいかず、出場機会を求めて2018年にモンテディオ山形へと移籍。この決断が功を奏し、この年はリーグ戦34試合12ゴールと自身キャリアハイの成績を残した。
そのまま順調なキャリアを歩みたかった成豪だったが、以降は次第に出場機会が減少。2023シーズンからレノファ山口FCでプレーし、昨季はJ2で32試合に出場したものの、出場時間は685分と、ベンチからのスタートに甘んじている。
そんな成豪の4歳年下である妹の小林里歌子は、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)として通算16試合に出場し、4ゴールを記録している実力者だ。
里歌子は兄と同じサッカークラブでボールを蹴り始め、U-13日本女子選抜にも選ばれる才能の持ち主だった。
常盤木学園高校でも世代別女子代表に選ばれるなど、世代の先頭を走ってきた彼女だったが、2015年の高校3年次に前十字靭帯断裂の大けがを負ってしまい、その後の同選手のキャリアは怪我との戦いとなった。
翌年には法政大学を経て日テレ・東京ヴェルディベレーザへ加入したものの、右ひざ半月板を損傷したことで加入後からの2シーズン、1試合もプレーできず。
それでも、2019シーズンから2シーズン連続でリーグ戦2ケタゴールを記録するなど、その能力はさびつくことが無かった。
その後も、左ひざ内側半月板損傷、アキレス健断裂など、彼女の身体中が悲鳴を上げている。
それでも、里歌子は不屈の精神で立ち上がり、昨年9月には2年2か月ぶりに試合出場を果たし、今季もWEリーグ クラシエカップのAC長野パルセイロレディース戦でハットトリックを記録するなど、完全復活を印象付けている。

