
パリ五輪世代の選手たち【写真:Getty Images】
サッカー日本代表の最新メンバーが19日に発表された。今回選出された選手を見てみると、未だに東京五輪世代の存在感が強く、パリ五輪世代が伸び悩んでいる印象が否めない。今回は、いまごろ日本代表の中心になるはずだったが、思うように成長できていないパリ五輪世代の5人を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(3月20日時点)[1/5ページ]
DF:鈴木海音(すずき・かいと)

東京ヴェルディでプレーする鈴木海音【写真:Getty Images】
生年月日:2002年8月25日
所属クラブ:東京ヴェルディ
2026リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト
パリオリンピック(パリ五輪)世代の“常連組”だったにもかかわらず、鈴木海音はサッカー日本代表に絡めずにいる。
鋭い読みと対人の強さで相手のキーマンを封殺するクレバーなセンターバックは、このままA代表とは無縁のキャリアを歩んでしまうのだろうか。
思えば、鈴木はパリ五輪でも苦い経験をしている。
一度は本大会登録メンバーから落選したものの、開幕直前のルール変更によりバックアップメンバーも現地帯同が可能に。
その4枠に入っていた鈴木は急遽フランスに飛び、U-23イスラエル戦(グループリーグ第3節)で先発フル出場を果たした(後に本大会登録メンバーに繰り上がり)。
しかしパリ五輪の出場は、グループ突破を確定させたあとのこの1試合のみ。準々決勝敗退となったチームの中で、鈴木の存在感は決して高くなかった。
晴れ舞台が目前に迫るなかで序列を落とした悔しさは、当然鈴木の中にあったはずだ。
五輪終了後、2025シーズンにはプレーの場をジュビロ磐田から東京ヴェルディに移し、新たな挑戦に打って出たのだ。
しかし、ここでも鈴木はレギュラー争いに苦戦。明治安田J1リーグでは7試合の出場にとどまり、移籍1年目は不完全燃焼のまま終了してしまった。
とはいえ、まだA代表入りに向けた希望はある。
明治安田J1百年構想リーグでは7試合に出場中。すでに昨季の試合出場数に並んだだけでなく、全7試合先発フル出場と完全に主力の座を掴み取っている。
若き逸材ディフェンダーとして各年代別の日本代表に招集され続けた鈴木も、2026年8月25日に24歳となる。
J1百年構想リーグ、そして2026/27シーズンの出来が今後のキャリアを大きく左右しそうだ。