
パリ五輪世代の選手たち【写真:Getty Images】
サッカー日本代表の最新メンバーが19日に発表された。今回選出された選手を見てみると、未だに東京五輪世代の存在感が強く、パリ五輪世代が伸び悩んでいる印象が否めない。今回は、いまごろ日本代表の中心になるはずだったが、思うように成長できていないパリ五輪世代の5人を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(3月20日時点)[4/5ページ]
FW:藤尾翔太(ふじお・しょうた)

FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太【写真:Getty Images】
生年月日:2001年5月2日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
2026リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
パリオリンピック(五輪)世代を代表するアタッカーだった藤尾翔太も、なかなかサッカー日本代表に招集されない選手の1人だ。
センターフォワードと右ウイングでプレーできる万能型ストライカーは、所属クラブのFC町田ゼルビアでも不完全燃焼の時を過ごしている。
セレッソ大阪ユースで育成を受け、2020シーズンにトップチーム昇格も経験した藤尾は、各世代別の日本代表でも常に存在感を放ち続けてきた。
圧倒的な得点力でゴールを量産するというよりはポストプレーや守備への献身性などで高い貢献度を示すタイプであり、多くの役割をこなせるプレースタイルはどこか大迫勇也を彷彿とさせるものがあった。
マルチな能力を持つぶん、藤尾はいつもどこか目立ちきれない選手でもあった。
そんなイメージを払拭したのがパリ五輪で、藤尾は準々決勝までの全4試合に出場して2得点をマーク。
檜舞台で見せた活躍ぶりから、A代表入りは時間の問題かと思われた。
ところが、パリ五輪後の藤尾はパフォーマンスを上げられずにいる。
2025シーズンは明治安田J1リーグで35試合に出場したものの、わずか3得点止まり。
前年の2024シーズンには31試合で9得点を挙げていただけに、失速感が際立つ結果となってしまった。
目下行われているJ1百年構想リーグでも出場4試合で得点はなし。
ゴールマシーンタイプではないと言っても、アタッカーとしてノーゴールは物足りない。
出場した4試合で先発の機会は一度もなく、明らかにチーム内で序列が低下しているのはマイナス材料だ。
町田で燻る現状を変えられなければ、A代表への道はなかなか遠そうだ。